traffic-source-analysisトラフィックソースの分析

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2024.9.19

トラフィックソースの分析

ウェブサイトのトラフィック(訪問者数)を分析する際、
どこからユーザーがサイトに訪れているのかを知ることは非常に重要です。
Google アナリティクスでは、トラフィックソースを細かく分類し、
それぞれのソースがどの程度のトラフィックを生成しているかを把握することができます。
トラフィックソースを分析することで、どのチャネルが効果的に機能しているかを評価し、
集客戦略の改善に役立てることができます。

トラフィックチャネルの分類

Google アナリティクスでは、トラフィックソースが主に以下のチャネルに分類されます。

オーガニック検索 (Organic Search)

検索エンジン(Google、Bing、Yahoo! など)からの訪問です。
ユーザーが検索結果から直接サイトに訪れることを意味します。
オーガニックトラフィックは、SEO(検索エンジン最適化)の
施策がどれだけ効果を上げているかを測る指標の一つです。

ダイレクトトラフィック (Direct)

URLを直接入力して訪問するか、ブックマークから直接アクセスしたユーザーです。
ダイレクトトラフィックが多い場合、サイトの認知度が高いことや、
リピーターが多いことを示唆します。

リファラルトラフィック (Referral)

他のウェブサイトからリンクをクリックして訪問したユーザーです。
リファラルトラフィックは、他のサイトが自サイトのコンテンツにリンクしているか、
または他のプラットフォームでの露出が増えているかを示します。

ソーシャルトラフィック (Social)

ソーシャルメディア(Twitter、Facebook、Instagram など)からのトラフィックです。
SNSキャンペーンやシェアされた投稿がどれだけトラフィックを
生み出しているかを把握するために役立ちます。

有料検索 (Paid Search)

Google 広告などの有料広告キャンペーンからのトラフィックです。
有料検索トラフィックは、広告投資がどれだけのトラフィックを生んでいるか、
またコンバージョンにどの程度貢献しているかを確認できます。

トラフィックソースのパフォーマンス分析

それぞれのトラフィックソースがどのようにパフォーマンスしているかを確認することで、
集客チャネルの強みと弱みを明らかにすることができます。

トラフィックのボリューム

各トラフィックソースからどれだけの訪問者が来ているかを分析することで、
どのチャネルが最も効果的かを評価できます。
たとえば、オーガニック検索からのトラフィックが増加していれば、
SEO施策が効果的であることがわかります。

直帰率と滞在時間

各トラフィックソースからのユーザーがどれだけの時間をサイトで過ごしているか、
またどの程度の直帰率があるかを確認することが重要です。
たとえば、リファラルトラフィックの直帰率が高い場合、
そのトラフィック元のコンテンツやリンクが期待に反している可能性があります。

コンバージョン率

各トラフィックソースがコンバージョンにどの程度寄与しているかを追跡することができます。
例えば、ソーシャルトラフィックが多くてもコンバージョン率が低い場合、
訪問者を効果的にコンバージョンへと誘導できる戦略を再検討する必要があるかもしれません。

トラフィックの帰属分析(アトリビューション)

トラフィックソースの分析において重要なのが、
訪問者がどの経路をたどってコンバージョンに至ったかを追跡する「アトリビューション分析」です。
アトリビューション分析では、ユーザーが複数のチャネルを経由してサイトに訪れた場合に、
どのチャネルがコンバージョンに最も影響を与えたかを評価します。

ラストクリックモデル

デフォルトでは、Google アナリティクスは「ラストクリックモデル」を使用します。
つまり、最後にクリックされたトラフィックソースにコンバージョンの功績が与えられます。
これにより、どのチャネルが最終的にユーザーをコンバージョンに導いたかを確認できます。

複数チャネルの分析

複数のチャネルをまたいでコンバージョンが発生する場合も多いため、
マルチチャネルファネルを利用して、各チャネルの貢献度を分析することが可能です。
たとえば、ソーシャルメディアでブランドを知った後、
数日後にオーガニック検索で再訪問して購入に至るケースなどがあります。
このように、各チャネルがどのように貢献しているかを総合的に判断するためには、
マルチチャネルファネルレポートを利用しましょう。

UTMパラメータの活用

トラフィックソースをより詳細に追跡するために、UTMパラメータを活用することができます。
UTMパラメータは、URLに追加するトラッキングコードで、
どのキャンペーンやコンテンツがトラフィックを生み出しているかを正確に把握できます。

utm_source

トラフィックの発生元(例: google、newsletter)を指定します。

utm_medium

トラフィックの種類(例: cpc、有料広告、メール)を指定します。

utm_campaign

キャンペーンの名前を指定します(例: spring_sale、black_friday)。

活用方法

UTMパラメータを使用して広告キャンペーンやソーシャルメディア投稿に
パラメータを追加することで、Google アナリティクス内でそれぞれの
キャンペーンやチャネルがどれだけ効果を発揮しているかを詳細に追跡できます。
特に、メールマーケティングやSNS広告などのパフォーマンスを測定する際には有効です。