5-basic-metrics-for-advertising-management-a-rough-understanding-of-roas-cpc-and-cvr-even-for-beginners広告運用の基本指標5選|ROAS・CPC・CVRを初心者でもざっくり理解!

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2025.8.20

広告運用の基本指標5選|ROAS・CPC・CVRを初心者でもざっくり理解!

広告運用は感覚や勘ではなく、数字をもとに改善していく「データドリブンな仕事」です。
しかし、広告レポートを見ても「ROASって何?」
「CPCとCPAの違いが分からない…」という声は少なくありません。
本記事では、広告運用の現場で必ず押さえておきたい 5つの基本指標 を、
できるだけやさしく解説します。

ROAS(Return On Advertising Spend)広告費用対効果

意味
ROASは「広告費に対してどれだけ売上を生み出したか」を表す指標です。
計算式は次の通り

ROAS(%) = 売上 ÷ 広告費 × 100


広告費10万円で売上が50万円なら、ROASは 500%
「1円の広告費で5円の売上を得られた」という意味です。

ポイント

  • ROASは売上ベースなので、利益率が低い商品では高ROASでも赤字になる可能性あり
  • 目標ROASは業種・原価率によって異なる(例:アパレルなら500〜800%が目安)

CPC(Cost Per Click)クリック単価

意味
CPCは広告が1回クリックされるのにかかった費用です。
計算式:

CPC = 広告費 ÷ クリック数


広告費10,000円で100クリックなら、CPCは100円。

ポイント

  • CPCが高いとクリック獲得にコストがかかっている
  • 単にCPCを下げることだけが目的ではない(質の高いクリックはCPCが高くてもOK)

CVR(Conversion Rate)コンバージョン率

意味
広告からサイトを訪れた人が、どれだけ目標(購入・資料請求など)を達成したかを表す割合。
計算式:

CVR(%) = コンバージョン数 ÷ クリック数 × 100


100クリック中5件成約 → CVRは5%。

ポイント

  • LPの改善、フォーム短縮、CTAの工夫などでCVRは改善できる
  • 高CVR=広告の質+受け皿(サイト)の質が高い

CPA(Cost Per Acquisition)顧客獲得単価

意味
1件のコンバージョンを獲得するのにかかった広告費。
計算式:

CPA = 広告費 ÷ コンバージョン数


広告費5万円で50件の成約 → CPAは1,000円。

ポイント

  • CPA目標は利益構造から逆算する
  • CPAはCPCとCVRの掛け合わせで決まるため、両方を見ながら改善する必要あり

CTR(Click Through Rate)クリック率

意味
広告が表示された回数に対して、どれくらいクリックされたかを示す指標。
計算式:

CTR(%) = クリック数 ÷ インプレッション数 × 100


広告が1,000回表示されて20回クリック → CTRは2%。

ポイント

  • CTRは広告の「興味喚起力」を測る
  • 低CTRの場合は、広告文や画像の訴求力を見直す

指標同士の関係性を理解しよう

広告運用は「1つの数字だけ」を見ても全体像は分かりません。
例えば

  • CTRが高くてもCVRが低ければ、集客の質が悪い
  • CPCが安くてもCPAが高ければ、効率が悪い
  • ROASだけ高くても、利益が出ていない場合がある

つまり、各指標を関連づけて分析することが大事です。

実務での使い方:簡単な分析ステップ

  1. CTRを見る → 広告が興味を引けているかを確認
  2. CPCを見る → 集客コストを把握
  3. CVRを見る → 訪問者の質とサイトの成約力を確認
  4. CPAを見る → 利益構造と照らして効率性を確認
  5. ROASを見る → 売上と広告費の総合的なバランスを評価

まとめ

  • 広告運用では ROAS、CPC、CVR、CPA、CTR の5指標を押さえる
  • 指標は単独ではなくセットで分析する
  • 改善は「CPC」「CVR」「CTR」など、影響度の高い部分から着手する
  • 数字の意味を理解すれば、無駄な広告費を減らし、売上を伸ばせる