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株式会社REPRESENT(レプリゼント)ブログCPAを下げたい?広告費をムダにしない改善ポイント5選
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2025.7.20
CPAを下げたい?広告費をムダにしない改善ポイント5選

CPA(顧客獲得単価)とは何か?
CPA(Cost Per Acquisition/顧客獲得単価)は、
1人の顧客を獲得するためにかかった広告費用の指標です。計算式は次のとおりです。
CPA = 広告費 ÷ コンバージョン数
たとえば、10万円の広告費で20件の問い合わせがあった場合、CPAは5,000円となります。
広告運用の効率を測る上で非常に重要な指標であり、CPAを下げることは、
マーケティングの費用対効果を高める上で欠かせません。
この記事では、CPAを効果的に下げる5つの実践ポイントを紹介します。
ターゲット設定の見直し:本当に刺さる相手に届ける
最も多くの企業が見落としがちな落とし穴は、「広すぎるターゲット設定」です。
- 年齢・性別・地域だけでは不十分
- 興味・関心、ライフスタイル、価値観まで掘り下げる
- 例:子育て中の30代女性×忙しくても健康を気にする層
ターゲットを絞り込むことで、無駄な広告配信を減らし、
コンバージョン率(CVR)の向上→CPAの低下につながります。
ポイント:Google広告やMeta広告などでは、カスタムオーディエンスや類似ユーザーを活用して、最適なセグメントを見つけることが可能です。
ランディングページ(LP)を改善する:離脱を防ぎ、CVを逃さない
広告からのクリックは取れているのに、CVが少ない…
そんなときはLP(ランディングページ)に問題がある可能性があります。
主な改善ポイント
改善点 | 内容 |
---|---|
ファーストビュー | メリットや解決策が3秒で伝わるか? |
CTA(Call to Action) | 明確でクリックしやすい場所にあるか? |
証拠・信頼性 | お客様の声、実績、第三者評価の掲載 |
スマホ対応 | モバイルファーストで設計されているか? |
改善しただけで、CVRが2倍以上になり、CPAが半分以下になった事例も多数あります。
広告クリエイティブのABテスト:勝ちパターンを見つける
CPAが高止まりしている原因の一つに、クリエイティブの劣化があります。特にSNS広告や動画広告では、ユーザーは「飽きやすい」ため、同じ画像・動画では効果が持続しません。
- 画像×コピー×CTAの組み合わせでABテスト
- 動画広告では最初の3秒で「引き」を作る
- 勝ちクリエイティブは定期的に更新
💡ツール活用例:Google広告の「レスポンシブ広告」や
Facebookの「動的クリエイティブ」は、複数パターンの自動テストに便利です。
キーワード・配信面の精査:ムダクリックを削減
検索連動型広告では、キーワードの設定がCPAに大きな影響を与えます。
- コンバージョンにつながらないワードは「除外キーワード」に設定
- 成果の出ているキーワードは予算を増額
- 関連性の低い媒体やターゲットには配信しない
【例】
- 「無料」や「就職」など、意図が異なる検索が多いキーワードは除外
- アプリ面・ゲーム面などコンバージョンしにくい面への配信は停止
データ分析をもとに、
予算を「成果が出るところに集中投下」するだけでCPAが大きく下がることもあります。
リマーケティングの活用:一度離れた人に再アプローチ
初回訪問ではコンバージョンに至らなかった人に再度広告を配信するリマーケティングは、
CPA改善に効果的です。
- サイト訪問者やカート離脱者への再アプローチ
- SNSやYouTubeでの再訴求によるCV獲得
- 記憶の定着と比較検討のタイミングに刺さる訴求
注意点:頻度が高すぎると逆効果。配信回数の上限設定(フリークエンシーキャップ)も忘れずに。
まとめ:広告費を活かすか殺すかは「分析と改善次第」
CPAを下げるために必要なのは、「闇雲な予算増加」ではなく「戦略的な改善」です。
以下の5つを順に見直すだけでも、広告効率は大きく改善します。
- ターゲティング精度の見直し
- LPの最適化によるCV向上
- クリエイティブのABテスト
- キーワード・配信先の選別
- リマーケティングの戦略的活用
数字だけを見るのではなく、「なぜCVしないのか」「誰にどう伝えているのか」
まで目を向けることで、広告効果は確実に高まります。