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2025.7.22
CTRとCVRの違いを理解して広告効果を上げよう

Webマーケティングにおいて、「CTR(クリック率)」と「CVR(コンバージョン率)」は
広告効果を評価する上で欠かせない指標です。
しかし、CTRとCVRの意味や違い、
そしてそれぞれをどう改善すべきかを正確に理解できている人は意外と少ないかもしれません。
この記事では、CTRとCVRの基本的な違いから、それぞれを高めるための具体的な改善施策、
そして広告パフォーマンスの最大化に向けたバランスの取り方までを解説します。
CTR(クリック率)とは?
CTR(Click Through Rate)は、広告が表示された回数(インプレッション)に対して、
何回クリックされたかの割合を示す指標です。
計算式
plaintextコピーする編集するCTR(%)=(クリック数 ÷ インプレッション数)× 100
例
- 広告が1,000回表示されて、50回クリックされた場合:
→ CTR = (50 ÷ 1,000) × 100 = 5%
CTRが高ければ、それだけ多くの人が広告に興味を持ち、クリックしてくれていることになります。
つまり、広告の「興味喚起力」や「訴求力」を表す指標と言えるでしょう。
CVR(コンバージョン率)とは?
CVR(Conversion Rate)は、クリックされた回数に対して、どれだけの人が
「目的のアクション(購入・問い合わせ・資料請求など)」をしてくれたかを示す指標です。
計算式
plaintextコピーする編集するCVR(%)=(コンバージョン数 ÷ クリック数)× 100
例
- 50回クリックされたうち、5件の資料請求があった場合:
→ CVR = (5 ÷ 50) × 100 = 10%
CVRは、広告をクリックした後の「ユーザー体験の質」や
「オファーの魅力」「ランディングページの設計」などが問われる指標です。
CTRとCVRの違いを整理しよう
指標 | 定義 | 表すもの | 改善対象 |
---|---|---|---|
CTR | 広告表示に対してクリックされた割合 | 興味・関心の高さ | 広告文、見出し、バナー |
CVR | クリック後のコンバージョン割合 | 成約への導きやすさ | LP、フォーム、訴求内容 |
簡単に言えば、
- CTRは「入り口(広告)」の効果
- CVRは「出口(成約)」の効果
を表しているのです。
CTRを高めるには?具体的な改善ポイント
CTRの向上は、「クリックしたくなる広告」をつくることがカギです。
改善ポイント
- 魅力的な見出しをつける
- 数字やベネフィットを入れる(例:「3分でわかる●●」)
- ターゲットに刺さるワードを使う
- 「●●に悩んでいませんか?」など、共感を引き出すコピー
- 画像バナーの訴求力を強化する
- 人物写真やビフォーアフター画像など「視覚的に分かりやすい訴求」が効果的
- 広告の出稿場所を見直す
- 関心が高い層に表示されるようターゲティングを調整
CVRを高めるには?具体的な改善ポイント
CVRの改善は、クリックされた後の体験を最適化することが大切です。
改善ポイント
- LP(ランディングページ)の構成を見直す
- ファーストビューで「誰に何を提供するのか」が明確か?
- フォームの入力項目を減らす
- 氏名・メールだけで良い内容にできないか?
- 実績やレビューを掲載する
- 「信頼できる」と思わせる情報を入れる
- コンバージョン導線の明確化
- CTAボタンの位置やデザインを目立たせ、押しやすくする
CTRとCVR、どちらを優先すべき?
これは目的やフェーズによって異なります。
状況 | 優先すべき指標 |
---|---|
認知拡大・トラフィック増加 | CTR |
成果重視・売上獲得 | CVR |
両方のバランスが取れていないと、たとえば…
- CTRだけ高くても、LPが悪くてCVRが低ければ売上は増えない
- CVRが高くてもCTRが低ければ、母数が少なく売上は伸びにくい
理想は 「CTRもCVRも平均以上」。そのためには定期的なA/Bテストと継続的な改善が欠かせません。
よくある間違い:CTRが高い広告=良い広告?
CTRが高い=良い広告と単純に思い込むのは危険です。
例
「驚きの価格!今すぐチェック!」という広告でCTRは高くても、
実際にクリック後の内容がそれに見合わなければユーザーはすぐ離脱し、CVRは低くなるでしょう。
つまり、釣りタイトル的なCTRアップは逆効果になることも。
クリック後の体験とセットで考えることが重要です。
最後に:広告効果を上げるために必要な視点
CTRとCVRは、それぞれ「興味を引けたか」「行動してもらえたか」を示す指標です。
どちらか一方ではなく、双方を改善・最適化していくことがWeb広告の成功には欠かせません。
実践ポイントまとめ
- まずは目的に応じて注力する指標を明確にする
- CTRは「入口の魅せ方」、CVRは「出口の設計」
- どちらも「ユーザー視点」で定期的なテストと改善を行う
広告は“出す”だけでは終わりません。数字を正しく読み解き、行動につなげる設計を整えることで、
あなたの広告は着実に成果へと近づいていきます。