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2025.7.24

ユーザー行動を可視化!Googleアナリティクスで見るべき指標10選

「Webサイトの成果を上げたい」「改善ポイントが分からない」という悩みを抱えていませんか?
そんなときに頼りになるのが、Googleアナリティクス(GA)です。
しかし、見るべきデータが多すぎて「結局どれを見ればいいの?」と感じる方も多いはず。

本記事では、ユーザー行動を可視化し、Webマーケティングを最適化するために
「特にチェックすべき10の指標」を厳選して紹介します。初心者の方にもわかりやすく、
活用のヒントも交えて解説します。

Googleアナリティクスとは?

Googleアナリティクス(GA)は、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。
訪問者数や滞在時間、流入経路、コンバージョンなど、
Webサイト上のユーザーの行動を「見える化」できます。

2023年7月からは「GA4(Google Analytics 4)」が標準となり、
イベントベースの分析が可能になったことで、
より柔軟で詳細なユーザー行動の追跡ができるようになりました。

ユーザー行動を可視化する10の注目指標

1. アクティブユーザー数(Active Users)

  • 意味:一定期間中にサイトを訪れたユニークユーザーの数。
  • 見るポイント
    • 日別・週別・月別でチェックし、ユーザー数の推移を把握。
    • キャンペーンや施策後の増減を確認。

2. セッション数(Sessions)

  • 意味:訪問回数のこと。1ユーザーが1日に何回訪れても、その都度カウント。
  • 見るポイント
    • リピーターの多さや流入元の成果を判断。
    • セッション数が多くても直帰率が高ければ改善余地あり。

3. 平均エンゲージメント時間(Average Engagement Time)

  • 意味:ユーザーがサイト上で積極的に操作・閲覧していた時間。
  • 見るポイント
    • 滞在時間が長い=興味関心が高い。
    • ページごとに比較し、強いコンテンツと弱いコンテンツを可視化。

4. スクロール率(Scroll Depth)

  • 意味:ページ内でどれだけ下までユーザーが読んだか。
  • 見るポイント
    • 50%、75%、100%などの深さで分析。
    • CTA(ボタンや問い合わせ)位置との関係をチェック。

5. イベント数(Events)

  • 意味:ユーザーの行動(クリック、スクロール、動画再生など)を記録。
  • 見るポイント
    • どのコンテンツに対してアクションが多いかを特定。
    • 成果に結びつく動線設計の判断材料に。

6. ページビュー数(Pageviews)

  • 意味:表示されたページの総数(同じページの再訪問もカウント)。
  • 見るポイント
    • 人気ページの特定。
    • コンテンツマーケティングやブログの成果評価に最適。

7. 参照元(Traffic Source)

  • 意味:ユーザーがどこからサイトへ訪れたか(例:Google検索、SNS、直接入力など)。
  • 見るポイント
    • SEO対策の効果やSNS投稿の反響を評価。
    • 流入元ごとのユーザー質(滞在時間・CV率)もあわせて分析。

8. コンバージョン率(Conversion Rate)

  • 意味:訪問のうち、問い合わせ・購入などの成果につながった割合。
  • 見るポイント
    • ページや流入経路ごとのCVRを比較。
    • フォーム離脱率やクリック率とのセット分析が効果的。

9. 離脱率(Exit Rate)

  • 意味:そのページを最後に離脱した割合。
  • 見るポイント
    • 離脱率が高いページは「内容が薄い」「CTAがない」などの改善余地がある。
    • 他ページと比較し、相対的に評価。

10. 新規ユーザーとリピーターの割合(New vs Returning Users)

  • 意味:はじめて訪れたユーザーと、再訪問したユーザーの比率。
  • 見るポイント
    • 初回訪問から再訪につながっているかをチェック。
    • リピーターが多い=ファン化・ロイヤルティ向上の指標。

これらの指標をどう活用するか?

パターン1:CVRが低い

  • セッション数やイベント数に対して、コンバージョンが低い場合はCTAの位置・文言を見直す。
  • スクロール率とエンゲージメント時間で「読まれていない箇所」を特定。

パターン2:流入数はあるが直帰が多い

  • 参照元とページ内容のマッチ度を確認。
  • 離脱率が高いページの導線改善を検討。

パターン3:SNS施策の効果測定

  • 参照元でSNSを確認し、投稿ごとのクリック数や滞在時間を比較。
  • UTMパラメータを使うとより詳細な分析が可能。

よくある失敗例とその対策

失敗例原因対策
指標が多すぎて何を見ればよいか分からない優先順位を決めていないKGI(最終成果)から逆算して指標を選定
アクセスが増えたのに売上が増えないコンバージョンまでの導線設計に課題ありイベント・エンゲージメント時間を要チェック
指標を見ても改善につながらないアクションに結びつける分析ができていない指標の「なぜ」を掘り下げて仮説を立てる

まとめ:データを見るだけでは成果は出ない

Googleアナリティクスは、ユーザー行動を「数字」で可視化してくれる強力なツールです。
しかし、見るだけで終わってしまっては意味がありません。
指標を「読み解く力」と「行動する力」があってこそ、初めてデータは成果につながります。

まずは、今回ご紹介した10の指標から始めて、
あなたのWebサイトのどこを改善すればいいのかを把握しましょう。