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株式会社REPRESENT(レプリゼント)ブログLP改善のビフォー・アフター:CVRが2倍になったデザイン改修事例
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2025.8.18
LP改善のビフォー・アフター:CVRが2倍になったデザイン改修事例

ランディングページ(LP)は、広告やSNSなどの集客チャネルから訪れたユーザーを
「行動」へと導く重要な役割を担っています。
しかし、同じ商品やサービスでも、
LPの構成やデザインによってコンバージョン率(CVR)は大きく変化します。
本記事では、実際にCVRが約2倍に改善したLP改修事例をもとに、ビフォー・アフターの違いと、
その裏にある改善ポイントを深掘りします。
ビフォーのLP:課題分析
改修前のLPには、以下のような課題がありました。
- ファーストビュー(FV)の情報過多
- 訴求ポイントが複数あり、メッセージが分散。
- メインキャッチコピーが小さく、ビジュアルとテキストの統一感がない。
- CTA(Call To Action)の配置不足
- CTAボタンがページ下部に1箇所だけ。
- スクロールしないと申込み導線が見えず、離脱率が高い。
- 訴求順序の不適切さ
- 商品説明が先に来ており、ユーザーの興味を引くストーリー展開が弱い。
- 「お客様の声」や「導入実績」が後半にあり、信頼獲得のタイミングを逃している。
- 視覚的メリハリの欠如
- セクション間の余白や背景色の使い分けがなく、読み進めづらい。
- 写真やアイコンが少なく、テキストの塊が多い。
アフターのLP:改善ポイント
デザイン改修後のLPでは、以下のような改善を行いました。
ファーストビューの再設計
- キャッチコピーを短く、具体的に
- 「業界最安級で導入3日!小規模店舗向けPOSシステム」など、ベネフィットを明確化。
- CTAをFV内に配置
- 「無料デモを申し込む」ボタンをヘッダーとFV中央に設置。
訴求ストーリーの再構築
- Before → After構成
- ユーザーが抱える課題 → 解決策 → 導入メリット → 社会的証拠 → 申込みの流れ。
- お客様の声を前半に配置
- 信頼性を早い段階で確保。
CTAの複数設置
- 各主要セクションの最後にCTAを配置。
- スマホ閲覧時は固定フッターに申込みボタンを表示。
ビジュアルとレイアウトの最適化
- アイコンや図解で視覚的に情報を整理。
- 背景色を交互に使い分け、セクションを区切り読みやすく。
改善後の成果
- CVR:1.8% → 3.6%(2倍)
- 直帰率:58% → 41%
- スクロール完了率:42% → 68%
- 平均滞在時間:1分42秒 → 2分58秒
数字からも明らかなように、LPの改修はユーザー行動を大きく変化させました。
なぜCVRが向上したのか?3つの要因
- 第一印象の強化
- 訴求を一つに絞り、ユーザーに「何のページか」を即座に理解させた。
- 行動喚起の最適化
- CTAを複数設置し、ユーザーが迷わず次のステップへ進める導線を確保。
- 信頼構築の早期化
- 実績や口コミを序盤に出すことで、検討のハードルを下げた。
改修プロセスのステップ
- 現状分析
- ヒートマップでユーザー行動を可視化。
- 仮説立案
- 課題ごとに改善仮説を設定。
- デザイン&コピー改善
- デザイナーとライターが連携して改修案を作成。
- A/Bテスト実施
- 旧LPと新LPを同期間配信し、数値を比較。
- 効果検証&微調整
- 改善点を細かくブラッシュアップ。
まとめ
LPの改善は単なる見た目の変更ではなく、ユーザー心理を踏まえた情報設計が鍵です。
本事例から学べるのは、
- 訴求ポイントの絞り込み
- 信頼性要素の早期提示
- 行動導線の明確化
これらを意識すれば、あなたのLPも大きく成果を伸ばせる可能性があります。