your-first-data-analysis-report-an-introduction-to-using-excel-ga4-and-looker-studioはじめてのデータ分析レポート:Excel・GA4・Looker Studio活用入門

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2025.8.22

はじめてのデータ分析レポート:Excel・GA4・Looker Studio活用入門

なぜデータ分析レポートが必要なのか?

Webマーケティングや事業改善において、「勘と経験」に頼った意思決定はリスクが大きすぎます。
その代わりに使うべきが“データ”です。

  • 何がうまくいっているのか?
  • どこに課題があるのか?
  • 次に何を改善すべきか?

これらを“数字”という裏付けをもって伝えるのがデータ分析レポートの役割です。
とはいえ、「何をどうまとめればよいのかわからない」「使うツールが多すぎる」
という人も多いのが現実。

本記事では、初心者が扱いやすい3つのツール — Excel、GA4(Googleアナリティクス4)、
Looker Studio — を用いた“はじめてのデータ分析レポートの作り方”を基礎から詳しく解説します。

まずはゴールを決めよう:レポート作成の5ステップ

  1. 目的を明確にする
    → 売上改善?集客強化?ユーザー行動分析?
  2. KPIを選ぶ
    → PV、CVR、CPA、LTVなど目的に応じた数字を定義。
  3. データを集める
    → GA4や広告管理画面からデータを取得。
  4. 整理・可視化
    → ExcelやLooker Studioに落とし込む。
  5. 示唆を出す(何をすべきか)
    → 分析結果からアクションを提案。

Excelで始める「集計・グラフ化」の基本

データを読み込む

CSVファイルやGoogleアナリティクスのエクスポートデータをExcelに読み込みます。
列ごとにタイトル(例:日付・セッション・CV数)を揃えましょう。

SUMIF・ピボットテーブルで簡単集計

  • SUMIF:指定条件の合計を出す
  • COUNTIF:条件に一致した件数をカウント
  • ピボットテーブル:データを素早くクロス集計

例:流入元別の売上・CV数集計、月別推移表

棒グラフ・折れ線グラフで視覚化

  • 時系列=折れ線グラフ
  • 比較=棒グラフ
  • 割合=円グラフ

ポイント:グラフの色・軸はシンプルに!
目的は「伝えること」。装飾よりも見やすさ重視で構成しましょう。

GA4で“ユーザー行動”を読み解く

GA4でできること

  • Webサイト/アプリのアクセス解析(PV・UU)
  • 流入チャネル分析(検索・SNSなど)
  • ユーザー行動(スクロール・クリック)
  • イベントトラッキング(CV地点の設定)

見るべき定番レポート

レポート見えること
リアルタイム現在のアクセス
ユーザー獲得流入チャネル別の成果
エンゲージメント滞在時間・スクロール率など
コンバージョンCVR・CPA

「探索」→「自由形式」で絞り込み分析を行うと、属性別・デバイス別など深掘り可能です。

GA4のデータをExcelに落とす方法

  1. GA4から「CSVでエクスポート」
  2. Excelで読み取り → 日付別に整形
    → レポートへ活用

Looker Studioで“見せるレポート”を自動化

Google提供の無料ダッシュボード作成ツール「Looker Studio」を使えば、
リアルタイム更新されるWebレポートを自動でつくれます。

Looker Studioでできること

  • GA4・Google広告・Search Consoleなどを連携
  • グラフやテーブルを自由配置
  • URLリンクで共有可能(上司報告に便利)

初心者におすすめの構成

  1. 行動状況:ページ滞在時間、離脱率
  2. 概要:期間・KPIのまとめ
  3. 集客状況:流入チャネル別セッション、CTR
  4. 成果:CV数、CPA、ROAS

毎月の報告資料もPDF出力でそのまま使える!

実践例:広告運用レポートの作り方

目的:広告の費用対効果チェック
使う数字:インプレッション、クリック数、CTR、CPC、CVR、CPA、ROAS

指標意味
CTRクリック ÷ 表示回数 ×100興味を引けたか
CPC費用 ÷ クリック数クリック単価
CVRCV ÷ クリック数 ×100LPの成約力
CPA費用 ÷ CV獲得単価
ROAS売上 ÷ 費用 ×100費用対効果

→ Excelで媒体別に集計 → Looker Studioでダッシュボード → 改善提案へ

初心者がつまずかないためのコツ

  • 数字はストーリーで語ること
    「CTRが低い」→「広告のクリエイティブ改善が必要」とつなげる
  • 指標を増やし過ぎない
    まずは3〜5指標に絞る
  • 定性情報も添える
    「なぜユーザーは離脱したのか?」はヒートマップやアンケートで補完
  • 毎月同じフォーマットで作る
    変化が追いやすくなる=改善効果が実感できる

まとめ:データ分析レポートは“改善のスタート地点

・Excel =集計と可視化に強い
・GA4=顧客行動の把握に強い
・Looker Studio=レポート共有と自動化に最適

この3つを使いこなせば、現場でも「なんとなく」ではなく
数字に基づいた意思決定ができるようになります。

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