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株式会社REPRESENT(レプリゼント)ブログ行動力が高い人ほどスケジュールが雑な理由-計画を立てるほど動けなくなる人へ
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2025.12.20
行動力が高い人ほどスケジュールが雑な理由-計画を立てるほど動けなくなる人へ
「ちゃんと計画しているのに動けない」
・ToDoリストは細かく作っている
・スケジュールは1週間分しっかり立てている
・やることは明確なはずなのに、なぜか進まない
一方で、周りを見ると、
- スケジュールがざっくり
- 予定がよく変わる
- 計画が雑に見える
そんな人ほど、行動が早く、結果も出している。
この違いは、能力差ではありません。
結論から言うと、
行動力が高い人ほど、
スケジュールを“実行優先”で雑に設計している
この記事では、
なぜ雑なスケジュールの方が行動につながるのか、
そして、動ける人が実際にやっている設計思想を解説します。
きっちりしたスケジュールが行動を止める理由
まず、多くの人がやりがちな「動けないスケジュール」の特徴を見てみましょう。
- 時間が分単位で埋まっている
- タスクが細かく分解されすぎている
- 予定どおりにいかないと崩壊する
- 遅れ=失敗だと感じる
一見、理想的に見えますが、
実はこれが行動を止める原因になります。
なぜか?
計画が“完璧”であるほど、実行時の負荷が高くなるからです。
行動力が高い人は「予定を守ろう」としていない
ここが最大のポイントです。
行動力が高い人は、
スケジュールを
- 守るもの
- 正解のルート
だと思っていません。
彼らにとってスケジュールは、
「今、何から手をつけるかを決めるための仮置き」
です。
だから、
- 予定がズレても気にしない
- 途中で入れ替える
- 今日できなければ明日に回す
この柔軟さが、行動を止めない理由です。
雑なスケジュールは「判断」を減らす
人が動けなくなる最大の原因は、判断が多すぎることです。
- どれからやろう?
- 今やるべき?
- この順番で合ってる?
きっちりスケジュールは、逆にこうした判断を増やします。
一方、行動力が高い人のスケジュールは、
- 午前:重要な作業
- 午後:軽めのタスク
- 夜:余裕があれば
といったレベル感。
考える余地がないから、すぐ動ける。
行動力が高い人は「ズレる前提」で組んでいる
スケジュールが雑に見える人ほど、実はこう考えています。
- 予定はズレる
- 集中力は日によって違う
- 急な割り込みは必ず起きる
だから最初から、
- 余白を多く取る
- バッファを入れる
- 完璧を目指さない
結果として、崩れにくいスケジュールになります。
きっちりした計画は、1つズレると全崩壊しがち。
行動力が高い人は「時間」より「状態」を見る
多くの人はこう考えます。
「〇時から〇時はこれをやる」
一方、行動力が高い人は、
「集中できる状態のときに、重い作業をやる」
と考えます。
つまり、
- 元気な時間帯
- 頭が冴えているタイミング
- 疲れている時間
に応じて、やることを入れ替える。
スケジュールが雑なのではなく、状態対応型なのです。
きっちり計画派が陥りやすい3つの罠
罠①:計画を立てたことで満足する
計画=前進した気分になり、
実行が後回しになる。
罠②:予定通りできないとやる気が落ちる
少しのズレで
「今日はダメだ」と判断してしまう。
罠③:修正コストが高すぎる
一度立てた計画を崩すのが怖くなり、柔軟に動けない。
行動力が高い人の「雑だけど動ける」スケジュール設計
ここからは、実践編です。
① 時間は“ブロック”で考える
- 午前ブロック
- 午後ブロック
- 夜ブロック
分単位で決めない。
② タスクは「重い/軽い」で分ける
- 重い:思考が必要
- 軽い:作業的
その日の状態で入れ替える。
③ 1日の必須タスクは3つまで
それ以上は「できたらやる」。
④ 空白時間を最初から入れる
空白はサボりではなく、調整用。
⑤ 予定は「仮」でいいと決める
変更してOK。
守れなくてもOK。
雑なスケジュールは「行動の安全装置」
行動力が高い人の雑さは、怠慢ではありません。
それは、
- 崩れても戻れる
- 止まらない
- 自分を責めない
ための安全装置です。
きっちりしすぎるほど、人は動けなくなります。
まとめ:行動力が高い人ほど、計画に執着しない
最後にまとめます。
- 行動力が高い人はスケジュールを守ろうとしない
- 雑な計画は判断を減らす
- ズレる前提で組むから崩れにくい
- 状態に合わせて動く
- 計画は「実行のための仮置き」
キャッチコピー
行動力が高い人は、
スケジュールを“正確に”立てない。
“動けるように”立てているだけだ。