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LPサイト制作ブログ
2025.5.20
デザインより導線!成果を生む LP レイアウト最適化チェックリスト

「見た目がオシャレな LP = 売れる LP」と思い込んでいませんか?
実際に成果を上げるのは、ビジュアルではなく “導線”――ユーザーを迷わせず、
ストレスなく CTA へ誘導するレイアウト設計です。
本記事は、制作会社で 300 本以上の LP を改善してきた筆者が
“やるだけで数字が動く” レイアウト最適化 16 項目 を体系化したチェックリストです。
チーム内レビューや発注仕様書に貼り付けて、
そのまま運用フローに組み込めるよう詳しく解説します。
ファーストビュー:3 秒で「誰に・何を・どうしてほしいか」を伝える
チェック | 実装ヒント |
---|---|
ベネフィットを 13 字 × 2 行以内 に収めたか | 「たった7日で肌が変わる」など数値を必ず含める |
ヒーロー画像は 使用/体験シーン が分かるか | 商品単体写真より「利用後の未来」を見せる |
CTA ボタンが 視線終点 にあるか | Z パターン:左上→右上→左下→右下を意識 |
ファーストビュー下端に スクロール誘導 があるか | 矢印・マイクロアニメ・切り抜いた次セクション |
ポイント
タグラインより先にベネフィット+CTA。ロゴは左上に最小表示で十分です。
セクション構成:1 スクロール=1 ゴールのリズムを作る
- Pain(問題提起) – 統計データで緊急性を顕在化
- Agitation(共感) – ペルソナの悩みをストーリーで代弁
- Solution(解決策) – 機能ではなく 結果 を示す
- Evidence(証拠) – ロゴ・レビュー・数字で裏付け
- Offer(提案・価格) – 最小プランから提示しハードル低減
- CTA(行動) – ボタン+保証+FAQ を同一視野に配置
制作フロー
Miro で 6 枚のストーリーボードを先に描き、
コピーとビジュアルをペアで配置 → そのまま Figma に輸入すると、後工程のズレが激減します。
レイアウト最適化チェックリスト 16 項目
CTA / ボタン配置
# | 質問 | “OK” 条件 |
---|---|---|
1 | CTA 色はブランド補色または明度差 45 % 以上か | WCAG 2.2 AA 準拠 (4.5:1) |
2 | 同一 LP 内で 主 CTA は 1 デザイン に統一したか | クリック迷子を防止 |
3 | スマホでは ファブ化 して常時表示か | 右下 64 px 目安 |
余白・文字組み
| 4 | 行間 1.6–1.8 em、段落間 24 px を守ったか |
| 5 | 8 px グリッドでカード間隔を統一したか |
| 6 | 見出し → 本文 → キャプションの ヒエラルキー が一目で分かるか |
ソーシャルプルーフ
| 7 | 導入社ロゴは 6〜8 点、モノクロで並列配置か |
| 8 | レビューは 写真+50 文字要約+詳細リンク の 3 点セットか |
| 9 | 実績数字は 母数・期間 を明記し誇大表現を避けたか |
フォーム
| 10 | 必須フィールドを 3 つ以下に削減したか |
| 11 | 郵便番号・電話番号に自動整形を入れたか |
| 12 | エラー表示はリアルタイム+赤枠のみで完結か |
パフォーマンス
| 13 | LCP < 2.5 秒、CLS < 0.1 を達成か (Lighthouse) |
| 14 | 画像は WebP/AVIF、fetchpriority="high"
を設定したか |
モバイル UX
| 15 | タップターゲットは 44 × 44 px 以上か |
| 16 | 折りたたみアコーディオンで情報量を制御し、無限スクロールを防いだか |
実装テンプレート:Next.js × Tailwind の最小構成
// lp/page.jsx (抜粋)
export default function Hero() {
return (
<section className="bg-gradient-to-r from-sky-500 to-teal-400 text-white">
<div className="container mx-auto px-4 py-24 flex flex-col md:flex-row items-center gap-10">
<div className="md:w-1/2">
<h1 className="text-3xl md:text-5xl font-bold leading-snug">
たった <span className="text-yellow-300">7 日</span> で<br/>
売上を <span className="underline">142 %</span> 伸ばす方法
</h1>
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<button className="mt-8 bg-yellow-400 hover:bg-yellow-300 text-slate-900 font-bold py-4 px-6 rounded-lg shadow-lg">
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</button>
</div>
<div className="md:w-1/2">
<img src="/hero.webp" alt="Dashboard preview" loading="eager" fetchPriority="high" />
</div>
</div>
</section>
);
}
container mx-auto
で中央寄せ、gap-10
でグリッド間隔を統一- 主要 CTA は 補色 (yellow-400) で際立たせ、ホバー時に明度だけ変化
- 画像は
loading="eager"
×fetchPriority="high"
で LCP 改善
データドリブン改善フロー
- ファネル分析 (GA4)
- LP 表示 → CTA クリック → フォーム完走
- ヒートマップ (Hotjar / Clarity)
- スクロール 50 % 以下のクリック率激減箇所を特定
- AB テスト (Optimizely / VWO)
- 1 変数ルール:ボタン文言 or ボタン色のどちらかだけを変更
- 多変量→AI 自動パーソナライズ
- トラフィック 10 万/月以上で学習効果が顕著
ケーススタディ:チェックリスト遵守で CVR 2.2 倍
指標 | 改善前 | 改善後 | 変化率 |
---|---|---|---|
CTA クリック率 | 3.8 % | 7.1 % | +87 % |
フォーム完走率 | 54 % | 72 % | +33 % |
最終 CVR | 2.0 % | 4.4 % | +120 % |
- 原因:ファーストビューがコピー重視で CTA が視界外
- 施策:ヒーロー左文・右画像 → 右文・左画像に変更し視線終点に CTA
- 結果:ヒートマップでクリックがファーストビュー下端から CTA へ集中
よくある質問(FAQ)
Q. デザインが地味になりませんか?
A. 余白とアクセントカラーを徹底すれば“情報が整理された美しさ”が生まれます。装飾の多さ=デザイン性ではありません。
Q. 16 項目すべてやると工数が膨らむのですが?
A. LCP と CTA 位置の改善だけで CVR が 15 % 伸びるケースが多いです。パレートの 20 % から着手しましょう。
Q. BtoB/BtoC で優先度は変わりますか?
A. BtoB は【証拠→CTA】の距離を短く、BtoC は【共感ストーリー】を厚くする傾向がありますが、
チェックリスト自体は共通で使えます。
まとめ:導線最適化は“地味な足し算”が成果を生む
- 視線誘導 × CTA の配置――まず 3 秒で行動ボタンを認識させる
- 1 スクロール=1 ゴール――情報の山谷で読了リズムを作る
- フォーム削減 × パフォーマンス改善――心理的・技術的摩擦を最小に
- 定量計測 → AB テスト → 自動最適化――改善は永続的プロセス
“映える” デザインは SNS で拡散しますが、売上を伸ばすのは徹底した導線設計です。
本チェックリストを手元に、次回のデザインレビューやクライアント提案に臨んでみてください。
見た目よりも結果が変わる――そのインパクトを、ぜひ数字で体感していただければ幸いです。