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株式会社REPRESENT(レプリゼント)ブログマーケティングと営業の違いをやさしく説明します
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2025.6.22
マーケティングと営業の違いをやさしく説明します

〜役割の違いを知れば、ビジネスの本質が見えてくる〜
はじめに:よくある疑問「マーケティングって営業とどう違うの?」
ビジネスを始めたばかりの人や、マーケティングの勉強を始めた人が最初にぶつかる壁。
「結局、マーケティングと営業って何が違うの?」
という疑問です。
確かに両者は「商品を売る」「顧客を獲得する」という共通のゴールを持っています。
しかし、そのプロセス・アプローチ・役割には大きな違いがあります。
本記事では、「営業とマーケティングの違い」を、初心者にも分かりやすく、
たとえ話や図解イメージを交えて丁寧に解説していきます。
マーケティングとは?ざっくり言うと「売れる仕組み作り」
マーケティングとは、ひとことで言うと、
「自然に売れる状態をつくること」
です。
お客さんに「欲しい」と思ってもらうように、商品やサービスの見せ方・価格・広告・販売経路・情報提供など、あらゆる“仕掛け”を計画・設計します。
例:マーケティングの仕事とは?
- どんな人がこの商品を欲しがっているのか調査(市場リサーチ)
- 商品の魅力をわかりやすく伝える(コピーライティング・SNS・広告)
- 比較サイトやレビュー、公式サイトを整える(情報設計)
- 商品をどこで・いくらで・どんな風に売るかを決める(4P戦略)
つまり、営業が動き出す“前の段階”を担当するのがマーケティングです。
営業とは?一対一で「売る」活動の最前線
営業とは、言い換えれば「実際にお客さんに接して、買ってもらう活動」です。
マーケティングが“土台づくり”なら、営業は“直接の働きかけ”です。
例:営業の仕事とは?
- 見込み顧客に電話・訪問・メールして提案
- 商談で相手の課題をヒアリングし、解決方法を提示
- 契約・発注を取り付けるクロージング
- アフターフォロー、定期的な連絡、追加提案
つまり、人と人のコミュニケーションの現場が営業の役割です。
マーケティングと営業の違いをわかりやすく図にすると…
項目 | マーケティング | 営業 |
---|---|---|
ゴール | 売れる仕組みの構築 | 実際に売る・契約を取る |
アプローチ | 調査・設計・仕組み作り | 対面・電話・提案活動 |
活動対象 | 市場全体・見込み客層 | 個別の顧客 |
スケール | 大規模に多数に影響 | 一対一で関係構築 |
手段 | 広告・SNS・Web・コンテンツ | 商談・提案・クロージング |
タイミング | 営業より前の段階 | 最終段階で「買うかどうか」 |
たとえ話で理解しよう:「釣り」に例えると…
マーケティングと営業の違いを釣りで例えると、次のようになります。
- マーケティング=魚がよく釣れるポイントを調べ、最適な餌・道具・タイミングを選ぶ準備係
- 営業=実際に釣り竿を持って、魚を釣る人
つまり、マーケティングがうまく仕込めば、営業がラクに成果を出せます。
逆に、マーケティングが弱いと、営業が苦労するのです。
BtoB(法人向け)での違い・連携の具体例
たとえばITツール販売をしている会社を想定します。
▶ マーケティング部門の役割
- リード(見込み客)を集めるWeb広告運用
- ダウンロード資料やホワイトペーパーを作成
- セミナーや展示会の企画
- メールマーケティングの自動化ツール設計
▶ 営業部門の役割
- ダウンロードしてくれた企業にアプローチ
- ヒアリングしながら個別提案を作成
- オンライン商談でプレゼン
- 契約締結と導入支援
→ このように、役割は違うけれど、目的は同じ(売上・成約)です。
なぜ「マーケティングと営業の違い」を理解することが重要か?
理由1:チーム間のミスコミュニケーションが防げる
「マーケが集めたリードは質が悪い!」
「営業が対応遅いから受注できない!」
という“部門間のすれ違い”はよくある話。
でも違いを理解していれば、互いの連携がスムーズになります。
理由2:一人マーケ・一人営業の時にも役立つ
起業したばかり・副業中の方など、「全部ひとりでやる」ケースでは、
マーケと営業の違いを知ることが重要です。
- SNS発信やブログ記事=マーケティング
- DMや商談、契約交渉=営業
この切り分けができると、「何が足りないか」が見えるようになります。
理由3:売れない原因の切り分けがしやすくなる
- アクセスは多いのに売れない? → コンバージョン導線の問題(マーケ)
- 問い合わせ数は多いのに成約しない? → クロージング不足(営業)
このように、売れない原因をマーケと営業の視点で分析できると、打ち手が明確になります。
マーケと営業は「どちらが偉い」ではなく「両輪」
最後に強調したいのは、マーケティングと営業は対立するものではなく補完し合う関係だということ。
- マーケだけでは商品は売れない
- 営業だけでは仕組み化できない
それぞれの特性を活かし、連携を深めることで、
「売上が安定する」「再現性のある仕組みができる」ようになります。
まとめ:役割の違いを知ればビジネスがもっと戦略的になる
要点まとめ
- マーケティング=仕組みづくり(広く・事前の設計)
- 営業=人とのやり取りで売る(個別・最後の決断サポート)
- 両者の違いを理解すると、売れない原因や改善点が見えてくる
- ビジネスがうまくいく企業ほど「マーケと営業の連携」を重視している