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株式会社REPRESENT(レプリゼント)ブログ目標設定がうまくいかない理由とは?SMARTゴールの正しい使い方を徹底解説
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2025.12.9
目標設定がうまくいかない理由とは?SMARTゴールの正しい使い方を徹底解説
目標を設定しても続かないのはなぜ?
「今年こそ英語を勉強する」
「来月までに体重を3kg落とす」
「資格の勉強を毎日続ける」
このように目標を立てても、
気づけば三日坊主になってしまうことは誰にでもあります。
では、なぜ人は“目標を設定するだけでは続かない”のでしょうか?
理由はシンプルで、
多くの人が“脳が動ける形になっていない目標”を立ててしまうからです。
目標がうまく機能するためには、
脳が理解しやすく、行動に移しやすく、継続しやすい形にする必要があります。
そのための最も有効なフレームワークが、
本記事で紹介する SMARTゴール です。
目標設定がうまくいかない5つの理由
まずは、なぜ多くの人が目標設定に失敗するのかを理解しておきましょう。
理由は大きく分けて5つあります。
理由①:目標が抽象的すぎる
「英語を頑張る」
「ダイエットする」
「勉強を続ける」
これは“願望”であって、目標ではありません。
脳は曖昧な指示に従えないため、行動に移せないのです。
理由②:目標が大きすぎる
「TOEIC900点を取る」
「3ヶ月で10kg痩せる」
大きな目標を立てるのは良いことですが、
スタート地点との差が大きすぎると脳は拒否反応を示します。
理由③:達成期限がない
期限のない目標は「いつかやる」に分類されます。
脳にとって「いつか」は永遠に来ません。
理由④:行動レベルまで落ちていない
「ダイエットする」では行動は変わりません。
行動とは
- 何を
- どのくらい
- いつ
という単位で定義される必要があります。
理由⑤:そもそも“自分にとって意味のある目標”になっていない
「みんなやってるから」
「やらなきゃいけない気がして」
こうした目標はモチベーションが続きません。
SMARTゴールとは何か?
目標を“実行可能な形”に変える最強フレームワーク
SMARTゴールとは、以下の5つの要素を満たした目標設定法です。
S:Specific(具体的である)
曖昧な言葉をやめ、行動までイメージできる具体度にする。
例:× 英語を頑張る
○ TOEICの模試を週2回解く
M:Measurable(測定可能である)
達成度が数字で判断できるようにする。
例:× リスニング力を上げる
○ 毎日30分シャドーイングする
A:Achievable(達成可能である)
現実的で、心理的負担が少ないレベルで設定する。
例:× 毎日3時間勉強する(初心者には無理)
○ 毎日15分だけ勉強する
R:Relevant(関連性がある)
「自分にとって本当に意味がある」目標であること。
例:英語が必要な仕事に就きたい → TOEIC600を目指す
T:Time-bound(期限が設定されている)
「いつまでに」を明確にする。
例:○ 3月31日までに単語帳を1周する
SMARTゴールの正しい使い方
〜ただのフレームワークではなく、“行動を引き出す装置”にする〜
SMARTの5項目を埋めるだけでは不十分。
重要なのは “行動につながる形” に落とし込むことです。
① まず「WHY(なぜやるのか)」を明確にする
SMARTの前に必ずこれを考えます。
- なぜその目標を達成したいのか?
- 達成したらどんな未来が得られるのか?
理由が強いほど、継続力は強くなります。
② SMARTを使って “行動可能な最小単位” を決める
目標は
大 → 中 → 小 → 行動
と分解していく必要があります。
例:英語力を伸ばす
- 大:TOEIC700点を目指す
- 中:リスニング能力を強化する
- 小:シャドーイングを習慣化
- 行動:毎日15分シャドーイングする
この「行動」に落とすのがSMARTの力。
③ 行動を習慣化するための仕組みを作る
SMARTは目標を明確にするだけ。
継続できるかどうかは「仕組み」にかかっています。
✔ 行動トリガーを決める
✔ 日常ルーティンに組み込む
✔ 誘惑を遠ざける
✔ 成功ログをつける
✔ スモールステップで始める
SMART × 習慣化
この組み合わせが最強です。
④ 週に1回「SMARTゴール点検」をする
目標は一度立てたら終わりではありません。
定期的な点検が必須。
点検項目
- 現実的だったか?
- 行動につながっているか?
- 達成期限に無理はないか?
- WHYが弱くなっていないか?
点検して軌道修正すれば、挫折しにくくなります。
SMART目標の成功事例(実践イメージ)
例①:資格の勉強
✔ 目標:○月○日までにFP3級に合格する
✔ 毎日20分テキストを読み、週3回問題集を解く
✔ 週1回、進捗を点検
→ 小さく始めることで継続しやすい。
例②:英語学習
✔ 目標:3ヶ月でTOEIC600点
✔ 毎日15分の単語と10分のリスニング
✔ 週に1回模試を解く
→ 測定できるのでモチベが続く。
例③:ダイエット
✔ 目標:2ヶ月で2kg減
✔ 毎日10分の運動
✔ 白米の量を半分にする
✔ 体重を毎朝記録
→ フィードバックが行動につながる。
SMARTゴールを使うと何が変わるのか?
行動が明確になる
何をすればいいか迷わなくなる。
モチベーションに左右されなくなる
行動がルール化されるため、「やるか迷う」が消える。
達成体験が増え、続けやすくなる
見える成果は脳の報酬系を刺激し、継続を後押し。
自己効力感が上がる
「できた!」が積み重なることで自信がつく。
先延ばしが激減する
期限があるので行動が早くなる。
まとめ:SMARTは“人生を動かす目標設計術”
◆ 続かないのは意思の問題ではなく、目標の設計が悪いだけ
◆ SMARTは目標を“脳が動ける形”に変えるツール
◆ 重要なのは、行動レベルまで落とすこと
◆ WHY(理由)が強いほど継続力が高まる
◆ SMART × 習慣化で最強の継続システムが完成する
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目標は“立てるもの”ではなく、“動ける形に組み替えるもの”。
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