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2025.8.23
数字が苦手でもわかる!マーケティング指標の「使い分け」超入門

はじめに:「指標」って難しく感じる?
マーケティングの現場では「KPI」や「CVR」「ROAS」といった数字が飛び交います。
「指標」と言われるこれらの数字は、成果を測るためのものですが、
「横文字が多くてわかりにくい」
「どれを見ればいいのかわからない」
そんな悩みを抱えているマーケティング初心者の方も多いはず。
でも、安心してください。本記事では、「数字が苦手」な方でも理解できるように、
よく使われる指標の意味と使い分け方をやさしく解説していきます。
KPIとKGI:ゴールと中間目標を混同しない!
KGI(Key Goal Indicator):最終ゴールの指標
KGIは「最終的な成功をどう測るか」を示すもの。
たとえば、
- 売上1,000万円
- 月間CV(成約数)500件
のように、ビジネスとしての“ゴール”に直結した数値です。
KPI(Key Performance Indicator):途中経過の評価指標
KPIはKGIに到達するまでの「道しるべ」的な指標。
例えば、KGIが売上1,000万円であれば、KPIは以下のようになります。
- LP(ランディングページ)への訪問者数:10,000人
- CVR(成約率):5%
- 平均購入単価:2万円
つまりKGIが“目的地”で、KPIが“現在地を示す看板”というイメージです。
CVR・CTR・CPCの違いと使いどころ
「CVR(成約率)」「CTR(クリック率)」「CPC(クリック単価)」は
特に広告運用やLP改善で重視されます。
CVR(Conversion Rate:成約率)
- 計算式:CV数 ÷ 流入数 × 100(%)
- 使いどころ:**LPや広告の「最後の成果」**を見たいとき
CVRが低いなら、コンテンツや導線の改善が必要かもしれません。
CTR(Click Through Rate:クリック率)
- 計算式:クリック数 ÷ 表示回数 × 100(%)
- 使いどころ:広告やバナーの「興味の引きやすさ」
CTRが高い=「タイトル・ビジュアル・訴求力」が強いということ。
CPC(Cost Per Click:クリック単価)
- 計算式:広告費 ÷ クリック数
- 使いどころ:費用対効果を見たいとき
いくらのコストで1人をLPに誘導できたかをチェックします。
ROASとROIの違い:混同しやすいけど意味は別!
ROAS(Return On Advertising Spend:広告費の回収率)
- 計算式:売上 ÷ 広告費 × 100(%)
- 広告の投資効果をピンポイントで評価します。
例:広告費10万円で売上50万円 → ROASは500%
ROI(Return On Investment:投資利益率)
- 計算式:利益 ÷ 投資額 × 100(%)
- 売上ではなく「利益ベースでの投資効率」を見る指標。
例:売上50万円、原価30万円、広告費10万円 → 利益10万円
→ ROIは 10万円 ÷(30万円+10万円)= 25%
ポイント
ROASは「売上ベース」、ROIは「利益ベース」で考える。
「今どの数字を見ればいいの?」判断のコツ
指標はたくさんありますが、「すべてを同時に見る」必要はありません。
まずは以下のように課題に応じて使い分けることが大切です。
課題の内容 | 見るべき指標 | 理由 |
---|---|---|
広告を出したけど反応がない | CTR / CPC | 興味を持たれているかをチェック |
LPに来たけど申込が少ない | CVR | 訴求内容が適切か?導線は分かりやすいか? |
売上が伸びない | ROAS / ROI | 投資に見合った成果が出ているか? |
数字が苦手でも「ストーリーで考える」
マーケティング指標を数字だけで捉えると、挫折の原因になります。
大切なのは、「ユーザーの動き」と「数字」をつなげて考えること。
たとえば、以下のようなストーリーで考えてみてください。
- 広告を出した → CTRで興味を持たれたかチェック
- LPに来た → CVRで「申し込みたくなる内容だったか」
- 売上が出た → ROASで「広告費を回収できたか」
つまり、「誰が、どこで、なにに反応したのか?」を数字で読み取る感覚です。
よくある質問(FAQ)
Q. どの指標を最優先すべき?
目的によります。
- 集客重視:CTRやCPC
- 売上重視:CVRやROAS
- 利益重視:ROI
「KGIに近い指標ほど重要度は高い」と考えておくと良いです。
Q. 数字が悪かったらどうする?
まずは「どこがボトルネックか?」を見極めましょう。
- CTRが低い → 広告コピーやバナー見直し
- CVRが低い → コンテンツ内容・UI・CTA見直し
- ROASが悪い → 広告のターゲティングや費用配分見直し
おわりに:数字は「敵」じゃない、「味方」にしよう
マーケティング指標は、あなたの仕事の成果を「見える化」する強い味方です。
最初は数字が難しく感じるかもしれませんが、
「意味」と「目的」と「使い分け」が理解できれば、数字を読むことが楽しくなってきます。
少しずつでOK。まずは今日出した広告のCTRとCVRを見てみましょう!