online-glossary-starting-with-what-is-a-cv-archival-edition「CVって何?」から始めるWeb用語辞典【保存版】

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2025.8.3

「CVって何?」から始めるWeb用語辞典【保存版】

Webマーケティングの世界に足を踏み入れると、
いきなり目に飛び込んでくる謎のアルファベットや略語たち。

「CVってなに?」「CTRとCVRの違いって?」「LTVってお金のこと?」
このように、多くの人が最初につまずくのが“専門用語”です。

この記事では、「CV(コンバージョン)」という最重要キーワードからスタートし、
Webマーケティングで頻出する基本用語をやさしく解説します。

今後、広告やSEO、SNS運用などの施策を行う上で、
必ず役に立つ“用語の意味と背景”を整理しておきましょう。

まず押さえておきたい!Webマーケティング三大用語

CV(コンバージョン)

CVとは「Conversion」の略で、「成果」のことを指します。
例えば以下のような行動がCVです

  • 商品購入
  • お問い合わせフォーム送信
  • メルマガ登録
  • アプリのインストール

つまり、「サイト訪問者にしてほしいゴールとなる行動」のことです。

「CVが何件あったか」が、施策の効果を評価する軸となります。

CVR(コンバージョン率)

CVR = CV数 ÷ セッション数 × 100

コンバージョン率は、「サイトに来た人のうち、どれくらいが成果に至ったか」を示す数値です。

例:1,000人中30人がCV → CVR = 3.0%

  • CVRが低い → 導線が悪い、内容が不十分、フォームが使いづらいなどの可能性
  • CVRが高い → 訴求が明確で、ユーザーのニーズにマッチしている

CPA(顧客獲得単価)

CPA = 広告費 ÷ CV数

広告からの1件あたりのコンバージョン獲得コスト。

  • 低いほど効率が良い
  • ただし「質」が伴っているかも要確認(LTVとセットで判断)

集客・流入に関する用語

PV(ページビュー)

ページが表示された回数。ページの閲覧数。

セッション

1ユーザーの訪問行動全体を1セッションとする。
30分以内に複数ページを見ても1セッション。

UU(ユニークユーザー)

その日・週・月にサイトを訪れた「人の数」。
セッションよりも“実際の人数”を知りたい時に使います。

CTR(クリック率)

CTR = クリック数 ÷ インプレッション数 × 100

広告やリンクが表示された回数のうち、どのくらいクリックされたか。

  • CTRが高い → 興味を持たれている
  • CTRが低い → 広告文や画像の訴求が弱い可能性

インプレッション(IMP)

広告やSNS投稿などが「表示された回数」。

  • ユーザーが“見たかどうか”ではなく、“表示された回数”です。
  • リーチ数(表示された人数)とは異なる。

サイト内行動に関する用語

直帰率

1ページだけ見て離脱した割合。
直帰率 = 1ページのみ閲覧 ÷ 全セッション × 100

高いときの理由:

  • 内容が期待とズレていた
  • 導線がない
  • ページが重い/見づらい

離脱率

特定ページから「サイトを離れた人」の割合。
※直帰率との違いに注意!

  • 重要な導線ページで離脱率が高い場合 → 改善の必要あり
  • 最後のコンテンツページなら自然な離脱もある

滞在時間(平均ページ滞在時間)

そのページに平均してどのくらいの時間いたか。

  • 長い=よく読まれている/興味を持たれている
  • 短い=離脱・読み飛ばし・目的に合っていない可能性

広告運用に関連する指標

CPC(クリック単価)

CPC = 広告費 ÷ クリック数

1クリックあたりのコスト。低いほど集客効率が良いが、CVRとCPAも合わせてチェックが必要。

ROAS(広告費用対効果)

ROAS = 売上 ÷ 広告費 × 100

例:広告費10万円で売上40万円 → ROAS = 400%

  • ROASが100%以上なら、広告費より売上が多い
  • ただし利益率や原価を考慮したROI(投資対効果)も見るとより実践的

顧客価値・継続性を測る指標

LTV(ライフタイムバリュー)

LTV = 平均単価 × 購入頻度 × 継続期間

1人の顧客が長期的にどれだけの利益を生むか。

  • CPAと並べて、「どこまで獲得コストをかけていいか」の基準になる
  • サブスク型ビジネスやリピート購入の多い業種で重要視される

リピート率

リピーターの割合。

リピート率 = 2回以上購入者 ÷ 総購入者数 × 100

顧客のロイヤルティや満足度の指標として使われる。

SNS運用関連の用語

エンゲージメント

投稿に対する「反応」の総称。

  • いいね
  • コメント
  • シェア
  • 保存
  • リンククリック など

エンゲージメント率

エンゲージメント数 ÷ 表示回数 × 100

反応されやすい投稿の傾向を掴むのに有効。

インフルエンサー施策で見る指標

  • フォロワー数だけでなく、エンゲージメント率
  • 投稿後のCVや流入分析(リンク付き投稿推奨)

ツールで数値をチェックするための基本知識

Google Analytics(GA4)

  • サイトのPV・セッション・CVなど全般の可視化
  • イベントや遷移分析にも対応

Google Search Console

  • 検索流入のクリック数、表示回数、平均掲載順位など

SNSインサイト

  • Instagram、X(旧Twitter)、YouTubeなど各種SNSに搭載

Google広告/Meta広告マネージャ

  • 広告の表示、クリック、CPA、ROASなどが取得できる

よくある用語の混同と整理

間違いやすい用語正しい理解
CVとCTRCV:成果/CTR:クリック率
セッションとPVセッション:訪問数/PV:ページ閲覧数
直帰率と離脱率直帰=1ページ目で離脱/離脱=特定ページで離脱
CPCとCPACPC:1クリックのコスト/CPA:1成果のコスト

まとめ:まずは「意味がわかる」だけで一歩前進!

「用語がわからない=施策が判断できない」
これはWebマーケティングにおける大きなハードルです。

しかし、ひとつひとつ意味と背景を理解していくことで、
数字の裏にある「ユーザーの行動」や「改善のヒント」が見えてきます。

最後に:今日から覚えたい用語リスト【初心者向け30選】

  • CV/CVR/CPA/LTV
  • PV/セッション/UU
  • CTR/CPC/ROAS
  • 滞在時間/直帰率/離脱率
  • インプレッション/リーチ
  • エンゲージメント/保存数
  • Google Analytics/Search Console
  • LP(ランディングページ)/CTA(Call to Action)

このあたりを押さえておけば、施策の“会話”がぐっとスムーズになります!