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株式会社REPRESENT(レプリゼント)ブログ不安な人ほど“守りの努力”を増やしてしまう
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2026.1.30
不安な人ほど“守りの努力”を増やしてしまう
なぜ頑張っているのに前に進めないのか?
こんな努力、していませんか?
- 失敗しないように、ひたすら情報収集する
- 準備が整うまで動かない
- 完璧なタイミングを待ち続ける
- ミスを避けるために、無難な選択しかしない
- 「まだ自分には早い」と何度も自分に言い聞かせる
もし一つでも当てはまるなら、
あなたはとても真面目で、責任感の強い人です。
でも同時に、こんな感覚もありませんか?
「ちゃんと努力しているはずなのに、なぜか前に進んでいる感じがしない」
「周りは進んでいるのに、自分だけ止まっている気がする」
それはあなたが怠けているからではありません。
むしろ逆です。
不安が強い人ほど、“守りの努力”を一生懸命積み上げてしまう
それが原因で、成長が止まってしまうことがあるのです。
「守りの努力」とは何か?
まず、“守りの努力”という言葉を整理しましょう。
■ 守りの努力とは
失敗・否定・不安を避けることを目的にした行動
です。
たとえば、
- まだ足りないからと、永遠にインプットを続ける
- 実践よりも準備・下調べを優先する
- 「失敗しない道」だけを選び続ける
- 行動しない理由を、正当な理屈で固める
一見すると、すべて「正しい努力」に見えます。
実際、どれも悪いことではありません。
問題は、その比重です。
■ 攻めの努力との違い
| 守りの努力 | 攻めの努力 |
|---|---|
| 失敗を避ける | 失敗から学ぶ |
| 準備重視 | 実践重視 |
| 正解探し | 仮説検証 |
| 安全圏に留まる | 不確実でも踏み出す |
不安な人ほど、このバランスが
守り:9 / 攻め:1 になりがちです。
なぜ“不安な人”ほど守りに走るのか?
① 不安は「危険回避装置」だから
人間の不安は、もともと命を守るための機能です。
- 失敗=恥ずかしい
- 否定=危険
- 間違い=価値が下がる
脳はこうした可能性を、
実際以上に大きく見積もります。
特に、
- 真面目な人
- 責任感が強い人
- 周囲の期待を気にする人
ほど、「失敗=自分の否定」と感じやすい。
だから無意識に、
「失敗しない努力」を増やす
「安全な努力」に時間を使う
という行動パターンになります。
② 「努力=正しい」という思い込み
多くの人は、こう教えられてきました。
- 努力すれば報われる
- 頑張っていれば大丈夫
- 準備を怠るな
だから、
努力している=前に進んでいる
と錯覚しやすいのです。
でも現実には、
- 努力の“方向”がズレている
- 行動につながらない努力をしている
というケースが少なくありません。
③ 自分を責めたくない心理
行動して失敗すると、人は傷つきます。
- 向いていないのでは?
- 自分はダメなのでは?
この痛みを避けるために、
行動しなければ、評価も失敗も起きない
という無意識の選択をしてしまう。
守りの努力は、自分を守るための優しい選択でもあるのです。
守りの努力が積み上がると何が起きるか?
① 「やっている感」はあるのに、成果が出ない
- 勉強時間は増えている
- ノートやメモは増えている
- 知識は増えている気がする
でも、
できることが増えていない
現実が変わっていない
この状態が続くと、強い自己否定につながります。
② 行動する人が“無謀”に見えてくる
守りの努力が多い人ほど、
- すぐ挑戦する人
- 未完成でも出す人
- 失敗しても進む人
を見て、こう感じがちです。
「よくあんなことできるな」
「自信がある人だからできるんだ」
でも実際は逆。
行動するから自信が生まれているのです。
③ 不安が消えないまま、年数だけが過ぎる
最大の問題はここです。
守りの努力は、
- 不安を一時的に和らげる
- でも根本的には何も変えない
その結果、
何年も同じ不安を抱え続ける
という状態に陥ります。
不安を減らすには「努力を増やす」では足りない
多くの人は、不安を感じるとこう考えます。
「もっと頑張らなきゃ」
「もっと準備しなきゃ」
でも実は、不安の正体はこうです。
「やったことがない」ことへの恐怖
どれだけ準備しても、未経験は未経験のまま。
だから不安は消えません。
■ 不安を減らす唯一の方法
それは、
小さく行動して、“経験済み”に変えること
です。
- 失敗した → 経験
- 恥をかいた → 経験
- 思ったより大丈夫だった → 経験
経験は、不安を現実的なサイズに縮めます。
「攻めの努力」は派手じゃなくていい
ここで誤解してほしくないのは、
攻めの努力 = 大きな挑戦
ではない、ということ。
■ 攻めの努力の正体
- 未完成でも出す
- 小さく試す
- 失敗前提でやる
- フィードバックをもらう
たとえば、
- 100%理解してから → 30%で実践
- 完璧な成果物 → 叩き台を出す
- 成功を目指す → 学びを目指す
これだけで、努力の質は一気に変わります。
守りの努力を「悪者」にしなくていい
ここで大事なことを一つ。
守りの努力そのものは、悪ではありません。
問題は、
- 守り“だけ”になっていること
- 守りが「動かない理由」になっていること
です。
■ バランスの取り方
- 守り:基礎・安全確認・最低限の準備
- 攻め:実践・挑戦・検証
この2つを、意識的に混ぜる。
不安な人ほど、
「今日は守り1、攻め1」
くらいの小さな比率からで十分です。
不安な人が一歩踏み出すための3つの視点
① 「失敗=データ」と捉える
失敗は人格評価ではなく、
次の行動を決めるためのデータ。
そう考えるだけで、行動の心理的コストは下がります。
② 自信を「行動の条件」にしない
自信があるから動くのではなく、
動いた結果として、自信が生まれる
順番を逆にしないことが重要です。
③ 不安があるまま動いていいと許可する
不安が消えてから動こうとすると、
一生動けません。
不安があっても、動いていい
むしろ普通
そう自分に許可を出すことが、最初の一歩です。
まとめ:不安な人ほど、勇気が必要なだけ
不安な人は、弱いわけではありません。
むしろ、
- 先を考えられる
- 責任感がある
- 真面目で誠実
だからこそ、不安になる。
ただ、その優しさが
守りの努力として固まってしまうと、
前に進めなくなります。
覚えておいてほしいのは、これです。
不安は、努力で消すものではない
経験で小さくするもの
完璧な準備より、小さな一歩。
守りの努力をほんの少しだけ「攻め」に変える。
それだけで、世界は動き始めます。