5-golden-rules-for-a-hit-lpCVが劇的アップ!制作会社が教える “刺さるLP” 5つの黄金法則

LPサイト制作ブログ

2025.5.18

CVが劇的アップ!制作会社が教える “刺さるLP” 5つの黄金法則

制作会社の実務で通算500本以上のLPを設計・改善してきた経験から、
成果を生む“5つの黄金法則”を厳選しました。
どれも“やれば必ず数字が動く”即効性の高い施策ばかり。
ぜひブックマークし、チェックリストとして活用してください。

黄金法則 ①

ファーストビューで「誰に/何を/どうしてほしいか」を3秒以内に示す

理由
ニールセン・ノーマングループのリサーチでは、訪問直後10秒で離脱するユーザーが全体の84%。
このうち最初の3秒が最重要ポイントです。

実践ポイント

要素最適配置チェックリスト
ベネフィットコピー左上〜中央①数字で具体化
②メリットは1文で完結
メインビジュアル右側 or 背景全面商品・サービスの「利用後イメージ」を写す
CTAボタン視線の終点色はブランド補色、文言は「動詞+メリット」例:
「30秒で無料診断」

制作会社Tips
Figmaのガイド機能でZパターングリッドを敷き、
コピーと視線誘導を設計した後にデザインをのせると、開発後の“並び替え地獄”を回避できます。

黄金法則 ②

ソーシャルプルーフと保証をCTA直前に配置し「背中を押す」

理由
人間は購入直前に「本当に大丈夫?」と不安になる“最後の壁”が存在します。
ここを突破するには社会的証明(第三者評価)+リスク除去(保証)をセットにするのが鉄板。

実装ステップ

  1. 実績ロゴ横並び
    • ヒーロー直下に導入社数・ロゴ6社を表示。モノクロ加工でブランドカラーと競合させない。
  2. 定量評価を数字で
    • 「利用者12,478人」「★4.8/5.0」「継続率97%」など、測定方法と母数を明記。
  3. 保証バッジをCTA直上に挿入
    • 「30日間返金保証」「初期費用0円」など、失うリスク=0を強調。

ワンポイントABテスト
ロゴ→レビュー→保証の順序を入れ替えるだけでもCVRが±10%変動する事例多数。
CTA直上に“最も信頼度の高い要素”を置くことが肝心です。

黄金法則 ③

入力フォームは“最小戦力”で設計し、マルチステップ化で完走率を上げる

理由
HubSpotデータによると、入力フィールドが1つ増えるごとにCVRは平均10%低下。
特にモバイルではタイピング負荷が顕著に離脱率へ反映されます。

最低限フィールド例(初回リード獲得用)

  1. 氏名(またはニックネーム)
  2. メールアドレス
  3. 任意:電話番号 or 希望日時など1項目

スコープ外情報(会社名・部署・従業員規模など)は、
ステップメールや会員登録完了後フォームで聞く“追撃型”に切り替えます。

テクニカル実装

技術効果プラグイン例
ZipCloudAPI連携郵便番号→住所自動入力jQuery AutoKana+Ajax
YubinBango.jsカンマ区切りの電話番号自動整形
リアルタイムバリデーションエラー即時表示で心理的負荷を下げるParsley.js、Yup

黄金法則 ④

ページ読み込み速度を「LCP 2.5秒以内・CLS 0.1未満」に最適化

理由
Googleのデータでは、LCPが2.5秒→1.5秒に短縮されると平均CVRが15%向上。
UXだけでなく、Google広告の品質スコア・SEO評価にも直結します。

高速化チェックリスト

項目目標値ツール例
画像最適化WebP/AVIF、srcset指定Squoosh、ImageOptim
JS/CSS軽量化20KB以下に分割 & 遅延ロードVite、ESBuild
Critical CSSインライン化above the fold 完全描画penthouse、Critters
CDN利用国内向けはEdge 10地点以上Cloudflare、AWS CloudFront

黄金法則 ⑤

数値×ストーリー×行動導線を“1スクロール=1目的”で展開する

理由
ヒートマップ分析では、コンテンツの山谷がはっきりしているLPのほうが完読率が高い。
“1スクロールごとに1感情を動かす”リズムをつくると、ユーザーは離脱しにくくなります。

セクション構成テンプレート

  1. 問題提起(Pain)
    • 共感コピー+統計データで緊急性を認知
  2. 解決策提示(Product)
    • Before/After 図解+ベネフィット列挙
  3. 証拠提示(Proof)
    • 導入実績・レビュー・受賞歴
  4. 安心材料(Promise)
    • 返金保証・サポート体制・FAQ
  5. CTA(Push)
    • 動詞+メリット文言+カウントダウンや限定性

制作会社Tips
ワイヤーフレーム段階で**ストーリーボード(5〜7枚)**を起こし、
コピーとビジュアルのペアリングを決めてからデザインに落とし込むと、
“情報の穴”や“重複”を初期段階で潰せます。

実装フロー:黄金法則をどう落とし込むか

  1. 現状分析
    • GA4でファネル分析→ボトルネック特定
    • ClarityやHotjarで離脱エリアを可視化
  2. 改善箇所の優先順位付け
    • 工数対効果マトリクスでスプリント計画
  3. ワイヤー&コピー制作
    • AIDCAS/PASONAなどフレームと照合
  4. デザイン&開発
    • コンポーネント化+変数化でABテストを容易に
  5. 計測タグ実装→公開
    • GA4イベント/コンバージョン設定
  6. ABテスト→多変量→AIパーソナライズ
    • 継続的に“天井”を押し上げる

ケーススタディ:黄金法則適用でCVR2.1倍

指標改善前改善後伸び率
LP→フォーム遷移率18%34%+88%
フォーム完走率53%68%+28%
最終CVR9.5%19.9%2.1倍

主要施策
①ファーストビュー全面改修(黄金法則①)
②レビュー+返金保証をCTA直上に配置(②)
③フォーム項目6→3に削減+ステップ化(③)
④画像をAVIF化しLCP1.8秒達成(④)
⑤ストーリーボード再編成でコンテンツ順序最適化(⑤)

まとめ:5つの黄金法則で“刺さるLP”へ

  1. 3秒でベネフィット+CTAを認識させる
  2. 社会的証明×保証で購入直前の不安をゼロに
  3. フォームは必要最小限+ステップ化
  4. LCPとCLSを最適化して高速体験を担保
  5. 1スクロール=1目的のストーリー設計で離脱防止

この5つを順序どおりに実装すれば、
LPは「情報ページ」から「24時間働く営業マン」へ生まれ変わります。
次回の改善スプリントで、まずは黄金法則①②から着手し、
数字の伸びを“肌感”で体験してください。

最後に
改善は終わりのないプロセスですが、小さな勝利の積み重ねがやがて大きな山を動かします。
本記事があなたのLP改善ロードマップの一助となれば幸いです。