ブログ
公開日
ホームページのFAQは何を載せる?問い合わせ前の迷いから作る質問と回答
「よくある質問を載せたいけれど、何を選べばよいか分からない」
「問い合わせを減らそうとして回答を増やしたら、かえって探しにくくなった」
ホームページのFAQを作るときは、質問の数より、訪問者が何を判断できるようになるかを考えてみましょう。
自分も依頼できるのか。何を準備すればよいか。費用はいつ分かるのか。
相談したら契約しなければならないのか。問い合わせの前には、こうした迷いがあります。
この記事では、小さな会社のサイト担当者向けに、公開FAQの質問の選び方、
条件を落とさない回答、確認と更新の進め方を紹介します。
例は説明用の架空例で、株式会社REPRESENTや特定企業の実際のサービス条件ではありません。
FAQの目的を「問い合わせを減らす」だけにしない
FAQで答えを見つけられると、訪問者は連絡せずに用事を済ませられる場合があります。
一方、内容を読んだうえで、自分の状況を具体的に相談したくなることもあります。
そのため、問い合わせ件数が減ったかだけでは、FAQの良し悪しを判断できません。
必要な相談まで止めていないか、相談前の行き違いがどう変わったかも見ます。
まずは「初めての訪問者が、依頼できる範囲と相談の進め方を確認できるようにする」など、
目的を決めましょう。すべての質問を一度に解決する必要はありません。
候補は、実際の相談と案内の行き違いから集める
営業や受付の担当へ、繰り返し聞かれること、説明後に誤解が分かったこと、
相談の前に知ってほしい条件を聞きます。
個別の問い合わせをそのまま公開するのではなく、一般化できる質問へ整理します。
顧客名や案件を特定できる情報、非公開の条件は分けて扱います。
質問候補には、次の区分が使えます。
| 区分 | 確認したい迷いの例 |
|---|---|
| 対象・範囲 | 自分の会社や依頼内容も対象か |
| 準備 | 相談前に何を整理すればよいか |
| 費用 | 何を確認したら費用が分かるか |
| 進め方 | 相談から作業開始までどう進むか |
| 例外・相談先 | 一律に答えられないとき、どこへ聞くか |
「よくある」と書くなら、実際に確認できた質問を中心にします。
まだ寄せられていない質問を先回りして載せる場合は、「ご相談前の確認事項」など、実態に合う見せ方も選べます。
掲載するかは、頻度だけでなく影響で選ぶ
多く聞かれる質問でも、答えが別の目立つページに明確に書かれていれば、導線を直す方が先かもしれません。
逆に頻度が低くても、契約や受付条件を誤解すると困る内容は、確認できる場所が必要です。
候補ごとに、次の点を見ます。
- 読む人が、自分に関係する質問だと分かるか
- 答えが分かることで、次の行動を選べるか
- 共通の回答として公開できるか
- 料金ページや利用案内と役割が重複していないか
- 情報の管理担当と、変更時の確認先が決まるか
個別案件の調査や判断が必要なことは、FAQで無理に結論を出さず、確認に必要な情報と相談先を示します。
質問は、会社の用語より利用者の言い方に寄せる
社内で使う名称が、初めて見る人にも伝わるとは限りません。
たとえば「初期ヒアリングにおける必要情報」より、「相談前に、何を準備すればよいですか」の方が、知りたいことを見つけやすい場合があります。
一つの質問に、費用・納期・準備・契約の話を全部入れないことも大切です。
利用者が探す単位に分け、関連する質問へのリンクでつなぎます。
短くしすぎて意味が分からなくなる場合は、対象も含めます。
「依頼できますか」だけでなく「必要な機能がまだ決まっていなくても、相談できますか」のように具体化します。
回答は、結論・条件・次の行動で書く
質問に答える一文を最初に置き、条件と参照先を続けます。
長い会社紹介や宣伝から始めず、知りたいことへ答えます。
【結論】何ができる・できないか、または何の確認が必要か
【条件】対象、範囲、例外、別途確認すること
【次の行動】詳しい案内や、相談に必要な情報、窓口
【社内管理】根拠資料、確認担当、確認日。公開本文とは分ける
次は、回答条件を説明するための架空例です。
質問:費用は、問い合わせ前に分かりますか。
費用は、ご依頼内容を確認してご案内します。必要な作業や素材の準備状況により、対象範囲が変わるためです。
お問い合わせの際は、依頼したい内容と希望時期、現在の資料の有無をお知らせください。
この例でも、実際の見積もり手順に合うかの確認が必要です。
事前調査や見積もりの作成に費用がかかる場合は、その条件と説明する時点を明確にします。
「ご相談ください」だけで、すべて無料と推測される状態にしないようにしましょう。
「できます」で終わらせず、確認が必要な範囲を残す
「どんな依頼にも対応できます」「すぐに始められます」といった広い回答は、
会社の意図より強い約束になる場合があります。
対象外の依頼や、担当者の確認が必要な範囲を整理します。
たとえば、初回相談を受けられることと、希望日までの納品を約束できることは別です。
答えが条件次第なら、そのまま書いて構いません。
ただし「場合によります」で終わらず、何によって変わるか、何を伝えれば確認できるかを示します。
断定を避けすぎて何も分からない文章にするのでもなく、確定している範囲を具体的に書くことを目指します。
FAQとサービスページを、同じ情報でそろえる
FAQだけが新しくなっても、サービスページや資料に古い条件が残ると、読む場所で説明が変わります。
料金、対象範囲、受付方法、準備物などは、どの資料を正として確認するかを決めます。
FAQには要点を載せ、詳しい条件は該当ページで確認できる形も選べます。
質問の数が増えたら、利用者の目的に合わせて分類します。
対象、費用、進め方などの区分を付け、一つの長い一覧で探す負担を減らす方法があります。
サービスページの途中に関連質問を置く場合も、別の場所に同じ回答があるかを把握し、
変更時に一緒に確認します。
公開前は、回答だけでなくリンクと相談先も見る
- 実際に案内できる条件と一致しているか
- 個別判断が必要なことを、一律に約束していないか
- 無料・有料、対象外などの必要な条件を省いていないか
- 公開できない顧客情報や社内メモが混ざっていないか
- 詳細ページとFAQの説明が一致しているか
- リンクから必要な案内や窓口へ進めるか
- スマートフォンでも質問と回答を探して読めるか
- 管理担当、根拠資料、確認日を残したか
制作会社へ掲載を頼む場合は、質問・回答の確定原稿と、掲載先、関連ページ、確認担当をまとめます。
依頼メモの書き方は、ホームページの修正依頼の伝え方でも紹介しています。
公開後は、繰り返す質問の理由を見る
FAQに書いたことをまた聞かれたとしても、質問が無駄ということではありません。
入口から見つけにくい、質問文が自分の悩みと結び付かない、
回答が難しい、個別の状況を確認したい、といった理由が考えられます。
担当者は、どの質問を見たうえで、何が分からなかったかを記録します。
閲覧数だけでなく、実際の相談の行き違いも、見直しの材料にします。
数字が取れない部分を、改善したと推測しないようにしましょう。
条件変更のときは、FAQと関連するページや資料を一緒に確認します。
古い回答に気付いたら、担当を決めて修正し、必要な人へ案内します。
最初は、一つの迷いに答えるところから
まず、営業や受付で実際に受けた質問を一つ選んでみてください。
結論、条件、次の行動を書き、社内の確認担当へ見てもらいます。
FAQは、会社の都合で問い合わせを止めるためだけのものではありません。
訪問者が必要な情報を見つけ、自分に合う相談を始めるための案内です。
自社サイトの情報整理やFAQの見せ方を相談したい方は、
株式会社REPRESENTのホームページ制作をご覧ください。
対応範囲はサイトと依頼内容を確認したうえで相談します。