illustrated-explanation-of-difficult-to-understand-marketing-metricsわかりにくいマーケ指標を図解で解説してみた!【保存版】

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2025.8.5

わかりにくいマーケ指標を図解で解説してみた!【保存版】

デジタルマーケティングに取り組むと、必ず登場するのが「指標(KPI)」という存在です。
PV・CVR・CPA・CTR・LTV・ROAS… どれも大切そうだけど、いまいちピンとこない。

「似たような指標が多すぎて混乱する」
「どの数字を見て判断すればいいのかわからない」
「関係者と認識がズレてトラブルになった」

こんな経験はありませんか?この記事では、
特に初心者がつまずきやすいマーケティング指標を図解しながらやさしく解説します!

【前提】指標は「目的を測る道具」

まず大前提ですが、指標とはあくまでも手段です。
目的を達成するために、今の状態を可視化するために存在しています。

たとえば、

目的追うべき主な指標
認知を増やしたいリーチ数・インプレッション・クリック数
問い合わせを増やしたいCV数・CVR・CPA
売上を最大化したい購入数・LTV・ROAS

つまり、「どんな指標を見ればいいのか?」という問いには、
「あなたが何を達成したいかによる」というのが答えです。

指標①:CV(コンバージョン)

定義

ユーザーが目的のアクションを完了した数。
例:資料請求・購入・予約など

📊 図解イメージ

matlabコピーする編集するアクセス数:1,000
↓
CV数(購入者):50
↓
CVR=5%

ポイント

  • CVの定義は企業や施策で異なる
  • 複数CVがある場合は、CV1(資料DL)→CV2(購入)のように段階分けも

指標②:CVR(コンバージョン率)

定義

アクセス数のうち、どれだけCVに至ったかを示す割合。

図解式

matlabコピーする編集するCVR(%)=(CV数 ÷ アクセス数)×100
例)50 ÷ 1,000 ×100 = 5%

ポイント

  • LP改善やフォームUI変更の評価に使える
  • 高すぎるCVRは“対象者が絞られすぎている”ケースもあるので注意

指標③:CTR(クリック率)

定義

広告やリンクが表示された回数のうち、何回クリックされたか。

図解式

matlabコピーする編集するCTR(%)=(クリック数 ÷ インプレッション数)×100
例)100クリック ÷ 5,000表示 = 2%

ポイント

  • 広告バナーやSNS投稿の「目を引いたか」を測る
  • CTRが高いのにCVRが低い場合、誘導先ページに課題あり

指標④:CPA(獲得単価)

定義

1件のCVを得るのにかかったコスト

図解式

コピーする編集するCPA(円)= 広告費 ÷ CV数
例)20,000円 ÷ 10CV = 2,000円

ポイント

  • 低ければ効率的、ただし“安かろう悪かろう”に注意
  • CVの質も同時にチェック(資料請求後の商談化率など)

指標⑤:ROAS(広告費用対効果)

定義

広告に対してどれだけ売上を上げたかを示す指標

図解式

コピーする編集するROAS(%)=(売上 ÷ 広告費)×100
例)売上100,000円/広告費20,000円=500%

ポイント

  • 300〜500%を超えると良好とされる(業種による)
  • 利益ではなく売上ベースなので注意

指標⑥:LTV(顧客生涯価値)

定義

一人の顧客が生涯で企業にもたらす利益(または売上)

図解式(シンプルver)

コピーする編集するLTV=平均購入単価 × 購入頻度 × 継続期間
例)5,000円 × 月2回 × 12ヶ月 = 120,000円

ポイント

  • サブスクやECで超重要
  • CPAが多少高くても、LTVが高ければ投資対象になる

【比較表】よく使うマーケティング指標まとめ

指標説明数式
CV目的の行動を完了した数
CVRコンバージョン率CV ÷ アクセス数 ×100
CTRクリック率クリック数 ÷ 表示数 ×100
CPA1CVあたりのコスト広告費 ÷ CV数
ROAS売上効率売上 ÷ 広告費 ×100
LTV顧客の総価値単価×頻度×継続期間

指標を読み間違えないための3つのコツ

① 指標はセットで見る

CVRだけ高くても売上が低いケースも。
「CTR → CVR → LTV」のように流れで見ることが大切です。

② 業種や目的に合わせる

たとえば:

  • サブスクならLTVが最重要
  • ECならCVRとROAS
  • ブログやメディアはPVと滞在時間が鍵

③ 仮説→施策→検証のサイクルを意識

数字を見て終わりではなく、

  • 「なぜ下がったのか?」
  • 「改善するには何を変えるか?」
    仮説を立てて検証する習慣がマーケターの基本姿勢です。

まとめ|“数字を見れる人”が成果を出す

マーケティングの世界では「感覚」ではなく「数値」での判断が求められます。
しかし、数値は見方を誤れば逆効果にもなり得ます。

だからこそ、「指標の意味を正しく理解する力」はマーケターにとって欠かせないスキルです。