basic-web-marketing-metrics-you-should-know【保存版】LTV・CPA・CVR・CTR…知っておくべきWebマーケティング指標の基本

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2025.7.6

【保存版】LTV・CPA・CVR・CTR…知っておくべきWebマーケティング指標の基本

Webマーケティングの世界では、多くの「略語指標」が飛び交います。
LTV・CPA・CVR・CTR・CPC・CPMなど、どれも重要な指標ですが、
初心者にとっては意味や使い方が混同しやすいもの。

この記事では、特にマーケティング実務でよく使われる指標をわかりやすく解説し、
それぞれの意味・計算方法・使いどころ・注意点を網羅します。

LTV(Life Time Value):顧客生涯価値

意味

LTVは「1人の顧客が生涯で企業にもたらす総利益」です。

計算式の例

iniコピーする編集するLTV = 平均購買単価 × 購入頻度 × 継続期間

  • 平均単価:5,000円
  • 購入頻度:月1回
  • 継続期間:12ヶ月
    LTV = 5,000 × 1 × 12 = 60,000円

活用シーン

  • 顧客獲得コスト(CPA)とのバランスを取る
  • サブスクサービスやECのリテンション施策設計に活用
  • 利益の最大化戦略を立てるための基準

注意点

  • LTVが高い=即利益とは限らない(回収期間に注意)
  • 初回購入だけで判断しない

CPA(Cost Per Acquisition):1件の成果獲得にかかった費用

意味

CPAは、コンバージョン1件(例:資料請求や購入)にかかった広告費です。

計算式

iniコピーする編集するCPA = 広告費 ÷ CV(コンバージョン数)

  • 広告費:10万円
  • CV:50件
    CPA = 10万 ÷ 50 = 2,000円

活用シーン

  • 広告運用の効率評価
  • 予算配分の判断材料
  • KGIやLTVとのバランスで黒字/赤字を判断

注意点

  • 単純にCPAが低い=優良とは限らない(LTVとの相関が大切)
  • 不正CVや質の悪いリードに注意

CVR(Conversion Rate):訪問者のうち成果に至った割合

意味

CVRは、訪問者のうち何%が目標行動(CV)をしたかを示します。

計算式

iniコピーする編集するCVR = CV数 ÷ 訪問者数 × 100(%)

  • 訪問者:1,000人
  • CV数:50件
    CVR = 5%

活用シーン

  • LPや広告の効果測定
  • A/Bテスト結果の評価指標
  • 改善ポイントの特定(ファネル分析)

注意点

  • CVの定義(購入、登録、問い合わせ等)を明確に
  • 単にCVRを上げても売上につながるとは限らない

CTR(Click Through Rate):クリック率

意味

CTRは、表示された広告やリンクのうち、どれだけクリックされたかを表します。

計算式

iniコピーする編集するCTR = クリック数 ÷ インプレッション数 × 100(%)

  • 表示回数:1,000回
  • クリック数:50回
    CTR = 5%

活用シーン

  • 広告やSNS投稿の反応率確認
  • クリエイティブの良し悪しを判断
  • A/Bテストの初期評価

注意点

  • CTRが高くてもCVRが低いと効果的でないこともある
  • 魅力的すぎるコピー(釣り)でのクリック増は逆効果

CPC(Cost Per Click):1クリックあたりの広告費

意味

CPCは、広告1クリックにかかったコストです。

計算式

iniコピーする編集するCPC = 広告費 ÷ クリック数

  • 広告費:2万円
  • クリック数:200
    CPC = 100円

活用シーン

  • Google広告やSNS広告の入札戦略
  • CVRと掛け合わせて、最適なCPAを導出
  • ROASの初期検討指標

注意点

  • 安すぎるCPC=競合が少ない or 質の低いターゲット
  • 広告文やターゲティングの見直しが必要な場合も

CPM(Cost Per Mille):1,000回表示あたりの広告費

意味

CPMは、広告が1,000回表示されるのにかかったコストです。

計算式

iniコピーする編集するCPM = 広告費 ÷ インプレッション数 × 1,000

  • 広告費:30,000円
  • 表示回数:100,000回
    CPM = 300円

活用シーン

  • 認知拡大を目的としたキャンペーンで使用
  • ディスプレイ広告やYouTube広告などに多い

注意点

  • 「見られただけ」で終わる可能性も高い
  • 表示=印象形成ではあるが、成果には直結しない

CAC(Customer Acquisition Cost):顧客1人を獲得するための総コスト

CPAに近いですが、広告費以外も含めた総獲得コストを意味します。

計算式

iniコピーする編集するCAC = 販売促進費用合計 ÷ 獲得顧客数

ROI・ROASとの違いと補完関係

  • ROI:利益ベースの指標(投資全体評価)
  • ROAS:広告費に対する売上ベースの評価
  • LTV:長期的な利益を予測
  • CPA/CAC:短期的な顧客獲得コストの把握

それぞれの指標は「どれか1つだけを見ればいい」ものではなく、
組み合わせて全体像を判断することが重要です。

まとめ:指標は目的に応じて「セットで使う」のが基本

シーン使用すべき指標例
広告運用ROAS / CTR / CVR / CPC
ビジネス評価ROI / LTV / CAC
LP改善CVR / 滞在時間 / 離脱率
認知拡大CPM / CTR

結論:指標は「数字」ではなく「意思決定」のために使おう

数字はあくまで改善のためのヒントに過ぎません。
重要なのは、「この指標が高い/低いという事実を受けて、どのような仮説を立て、
どの施策に着手するか」です。

「測る → 分かる → 改善する」のサイクルを回せば、Webマーケティングは必ず成果につながります。

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