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株式会社REPRESENT(レプリゼント)ブログはじめてのマーケティング:押さえておきたい基本用語10選
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2025.6.21
はじめてのマーケティング:押さえておきたい基本用語10選

マーケティングと聞くと「難しそう」「自分には関係ない」と感じる方も多いかもしれません。
しかし、実際には誰でも日々のビジネスや商品・サービスの紹介の中で
マーケティング的な行動をしています。
この記事では、マーケティングをこれから学びたい方やビジネス初心者に向けて、
絶対に押さえておきたいマーケティング用語を10個厳選して紹介します。
各用語の意味に加え、ビジネスシーンでの活用例も交えてわかりやすく解説します。
マーケティング(Marketing)
まずはこの言葉から。マーケティングとは簡単に言うと、
「売れる仕組みをつくること」
のことです。単に「広告を出す」「SNSで宣伝する」だけではなく、以下のような一連の流れを設計する活動全体を指します。
- 誰に(ターゲット)
- 何を(商品・サービス)
- どうやって(価格・プロモーション・販売経路)
を決めること。
【例】
「学生向けのカフェ」であれば、安価で映えるドリンク、
インスタ投稿しやすい席配置などもマーケティングの一環です。
ターゲット(Target)
マーケティングで最も重要なのが「誰に売るのか?」です。
この「誰に」の部分を明確にすることをターゲティングと言います。
具体的には、年齢、性別、職業、趣味、ライフスタイルなどから、
もっとも買ってくれそうな層を想定します。
【例】
「30代主婦向けに時短料理キットを提案」など、ターゲットが明確だと、
商品の見せ方や価格も決めやすくなります。
4P(マーケティングミックス)
マーケティング施策を組み立てるときによく使われるフレームワークが「4P」です。
要素 | 意味 |
---|---|
Product(製品) | 何を売るか(品質、デザインなど) |
Price(価格) | いくらで売るか |
Place(流通) | どこで売るか(実店舗/ECサイト) |
Promotion(販促) | どう伝えるか(広告、SNS、イベントなど) |
【例】
新しいスキンケア商品を売るなら…
・Product=敏感肌向け、
・Price=1,980円、
・Place=ドラッグストア、
・Promotion=YouTubeで紹介動画
USP(Unique Selling Proposition)
「他と何が違うの?」と聞かれたときに答えられる自社の強み、それがUSPです。
=競合にはない、あなたのビジネス独自の売り
USPを明確にすることで、価格競争ではなく「価値」で選ばれる商品になります。
【例】
「うちのコーヒーは“焙煎後48時間以内に出荷”が強みです」など。
カスタマージャーニー(Customer Journey)
顧客が商品を認知してから購入し、ファンになるまでの“旅”を設計する考え方です。
代表的な流れは以下の通り:
- 認知(知る)
- 興味(気になる)
- 比較(他と比べる)
- 購入(買う)
- 継続(リピート)
- 推奨(紹介する)
【例】
インスタで知って、YouTubeで使い方を見て、Amazonで購入した流れも“カスタマージャーニー”です。
ペルソナ(Persona)
ターゲットをもっと詳細に絞り込んだ「理想の顧客像」です。
年齢・性別だけでなく、名前・生活パターン・悩みまで具体的に想定します。
【例】
・名前:佐藤あかり(28歳)
・職業:都内のOL
・悩み:肌荒れに悩みつつ、時短スキンケアを探している
ブランディング(Branding)
ブランディングとは「顧客の頭の中にイメージをつくること」。
信頼や好感、独自性を構築していくプロセスです。
【例】
「無印=シンプルで安心」「Apple=スタイリッシュで先進的」など、
商品の外観だけでなく“空気感”まで含まれます。
LTV(顧客生涯価値)
LTV=Life Time Value。
一人の顧客が、あなたのビジネスに一生のうちにどれだけお金を使ってくれるかを表す指標です。
【例】
1,000円のシャンプーを毎月買ってくれる人は、年間12,000円=5年間で60,000円のLTV。
→ リピートしてもらうほどLTVが上がり、利益率も高まります。
コンバージョン(CV)
マーケティングでの最終的な目標行動のことを「コンバージョン」と呼びます。
- 商品購入
- メルマガ登録
- 問い合わせ送信 などがCVの例です。
【例】
「Web広告を見て、ECサイトで商品が購入された=コンバージョン成功」
A/Bテスト
効果的な打ち手を選ぶために、2つのバージョンを比較検証する手法です。
- メールの件名を「A:お得なお知らせ」「B:今だけ限定」に変えて、どちらが開封率が高いか?
- LP(ランディングページ)のボタン色を「赤/青」で比較
感覚ではなく「データ」で判断するため、無駄な改善を防げます。
まとめ:マーケティングは“仕組み”と“目線”を学ぶこと
マーケティングとは、ただ商品を宣伝することではなく、
「誰の、どんな課題に、どんな形で応えるか?」という全体設計の考え方です。
本記事で紹介した10個の用語は、今後マーケティングを学んでいく上での“土台”になります。