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AIで文章を短くするとき、何を残す?期限・条件・依頼内容を落とさない推敲の進め方
メールや社内連絡を書いたあと、「少し長いので、AIで短くしたい」と思うことがあります。
短くなった文章は読みやすく見えます。
ただ、期限や対象、例外まで消えてしまうと、相手が判断するための情報が足りなくなります。
「確認してください」が「対応してください」に変われば、求める行動も違います。
AIへ短縮を頼むときは、文字数だけでなく、残す情報を先に決めましょう。
この記事では、業務の連絡文を例に、短縮案の作り方と照合の手順を紹介します。
文例は説明用の架空例で、実際のメールや生成結果ではありません。
「短くする目的」を一つ決める
文章を短くしたい理由は、場面によって違います。
スマートフォンで要点を見つけやすくしたい。チャットへ載せたい。
同じ説明の繰り返しを減らしたい。入力欄の文字数に収めたい。
目的が違えば、直し方も変わります。
読みやすさが目的なら、無理に情報を削らず、段落や箇条書きで整理できるかもしれません。
厳密な文字数制限があるなら、その条件を示します。
ただし、必要な情報が入らない場合には、削るよりも、本文と補足を分ける方法を考えます。
まず「相手が何を分かり、何をできればよいか」を書いてから、長さを考えましょう。
残す情報を、原文から取り出す
短縮前に、次の項目を確認します。
| 残す情報 | 確認する内容 |
|---|---|
| 相手の行動 | 確認、回答、提出、承認など何を頼むか |
| 対象と範囲 | どの資料・箇所・案件についてか |
| 期限 | 日時、締め切り、期限が未確定であること |
| 条件と例外 | 何の場合に対応するか、対象外は何か |
| 状態 | 案、確認中、承認済み、公開済みなど |
| 次の連絡 | 誰へ、何を、どの方法で返すか |
全部の文章に全項目が必要なわけではありません。
ただ、原文にある重要な条件は、短くした後にも残っているかを確かめます。
特に「まだ」「場合のみ」「除く」「予定」といった短い言葉は、文章の意味を支えています。
文字数が少ないからと、なくしてよいとは限りません。
原文・短縮例・欠落例を比べてみる
次は、掲載前の資料を確認してもらう架空の連絡です。
原文
サービス紹介の資料案を共有します。
今回は料金欄だけをご確認いただき、11月6日(金)15時までに、修正の有無を担当窓口へお知らせください。
ほかの欄は現在調整中です。
この資料はまだ公開せず、料金欄の確認後に公開可否を別途相談します。
これを短くするなら、たとえば次の形が考えられます。
重要な情報を残した短縮例
サービス紹介の資料案について、料金欄のみご確認ください。
11月6日(金)15時までに修正の有無を担当窓口へお願いします。
ほかの欄は調整中です。資料は未公開とし、公開可否は確認後に別途相談します。
一方、次の文章では情報が落ちています。
欠落のある例
サービス紹介資料を11月6日までにご確認ください。
確認後、公開を進めます。
料金欄だけという範囲、15時の期限、修正の有無を返す依頼、公開を別途相談する条件が消えています。
「確認後、公開を進めます」は、原文にない進行の約束です。
短くなった割合より、受け手が同じ行動を選べるかを見ます。
例の日付を実務へ使う際は、実際の年・日付・曜日・時刻へ置き換えてください。
AIへの指示には、残す項目と困ったときの扱いを書く
短縮を依頼する際は、次のようなひな型を使えます。
次の連絡文を、相手が要点を見つけやすい形へ短くしてください。
目的:[読む人に何をしてほしいか]
長さ:[目安、または厳密な上限]
必ず残す情報:[対象、依頼、期限、条件、状態、連絡先]原文にない事実、期限、約束は追加しないでください。否定・条件・未確定の状態を変えないでください。
必要な情報が長さに収まらない場合は、情報を黙って削らず、収まらないことと分割案を示してください。出力:短縮案/主に整理した箇所/確認が必要な箇所
原文:[利用が認められた文章]
この指示で正確さが保証されるわけではありません。
AIが示す変更点の説明も含め、人が原文と照らし合わせます。
社内で使えるAIと入力できる情報の範囲を確認し、個人情報や機密情報をそのまま渡さないようにします。
仮名へ置き換える場合も、本文の組み合わせで相手や案件が分からないかを確認します。
確認は「原文から」と「短縮案から」の二方向で行う
まず、原文の重要な情報が、短縮案のどこに残っているかを探します。
次に、短縮案に書かれた事実や約束が、原文のどこにあるかを探します。
前者は欠落、後者は追加や意味の変更を確認するためです。
声に出して自然に読めるかを見るだけでは、抜けた条件に気付きにくいことがあります。
期限や範囲などを項目ごとに照合すると、確認する場所が具体的になります。
数字、固有名詞、URLは必要に応じて文字単位で見ます。
文字数の上限がある場合は、AIの申告だけに頼らず、実際に使う入力欄や文字数確認機能で確かめます。
収まらないなら、本文と補足を分ける
必要な条件が多い連絡では、短くできる量に限度があります。
最初に依頼と期限、その後に対象や補足を置く。
詳細を別資料へ分け、本文には参照先と確認してほしい箇所を残す。
こうした構成の変更も検討できます。
ただし、重要な条件を、読めるか分からない別資料へ追いやらないようにします。
リンク先を相手が開けるか、どの版を見ればよいかも確認します。
原文と短縮案は、確定まで両方残しましょう。
誰が確認し、どの案を使うかを決めれば、途中の案を誤って送ることも避けやすくなります。
送る前に、相手の行動が変わっていないかを見る
- 頼む行動と対象範囲が同じか
- 日時・数字・固有名詞が保たれているか
- 条件・例外・否定が消えていないか
- 案や未確認事項が、確定した表現になっていないか
- 原文にない約束や説明を追加していないか
- 相手が返信先や次の手順を見つけられるか
まずは一通の連絡文で、残す情報を書き出してから短縮を試してみてください。
読みやすいかに加え、相手へ同じ内容を伝えられるかを確かめることが大切です。
業務の文章作成や確認手順を整理したい方は、株式会社REPRESENTへご相談ください。
利用ツールを決める前に、今の仕事の進め方から確認できます。